トランプ大統領がシルクロード(SilkRoad)創設者の恩赦を検討
ドナルド・トランプ現・アメリカ大統領が、すでに閉鎖されているダークウェブ(闇サイト)シルクロード(SilkRoad)創設者兼管理者、ロス・ウルブリヒト(2015年に終身刑+40年の判決)に恩赦を与えるべきかどうかを検討していることが分かった。
12月15日(火曜日)に報じられたDAILY BEAST(デイリービースト)の報告によると、ホワイトハウス顧問事務所は、ウルブリヒトの事件文書を検討。トランプ大統領が2021年1月20日のジョーバイデン時期アメリカ大統領就任前に恩赦と減刑の前に事件を検討していると主張した。
報告書によると、ウルブリヒトの事件に関する最終決定はまだ決定されていないが、シルクロード創設者であるウルブリヒトは、大統領陣営の中に恩赦を求めるほど影響力のある支持者を持っていると報告されている。
元音楽プロデューサーで元連邦刑務所の受刑者でもある活動家のウェルドン・アンジェロス(Weldon Angelos)氏は、ウルブリヒトの家族から連絡を受けており、トランプ大統領が判決を完全に覆すことを“期待していた”と報告書に記載されており、おそらくこの種の事件で私が見たよりも多くの支持者を持っていると述べていたことが報じられた。
2011年にダークウェブマーケットプレイスSilk Roadは2011年に創設者兼管理者のウルブリヒトによって創設されたダークウエブサイトだ。同サイトは、薬物や武器を含む違法な密輸品を扱うための主な支払い方法としてビットコインを使用していたことで広く知られている。
長い調査の結果、ウルブリヒトのオンラインIDであるDread Pirate Robertsが明らかになり、その後、マネーロンダリング、コンピューター詐欺、薬物など、さまざまな容疑で逮捕・起訴され、有罪判決を受けている。現時点のウルブリヒトは、仮釈放なしの終身刑と40年の刑にて服役中だ。
現在ウルブリヒトは、判決が不必要に厳しいと主張する政治活動家だけでなく、仮想通貨コミュニティの一部の間でカルトヒーローとして英雄視されている。
Granting clemency to @RealRossU would be a tremendous restoration of justice.
His investigation was corrupt, his imprisonment cruel and unfair, and his media portrayal unforgivable.@realDonaldTrump, do the right thing. https://t.co/5UNqJ7RMHj
— Michael Goldstein (@bitstein) December 16, 2020
サトシ・ナカモト研究所創設者であるマイケル・ゴールドスタイン(Michael Goldstein)氏は、ウルブリヒトを赦免することについて、正義の途方もない回復になるだろうとツイートで述べている。また、ジェイク・チェルビンスキー(Jake Chervinsky)複合弁護士もTwitterで、ウルブリヒトの判決に対してひどく不当だったと述べた。
「ロス・ウルブリヒトの判決はひどく不当でした。裁判官は、後に却下された証明されていない容疑に基づいて終身刑を言い渡した。彼が憲法上の権利が侵害されていると主張したとき、最高裁判所はその事件を聞くことを拒否した。」
トランプが最終決定に到達したかどうかはまだ不明だが、ウルブリヒト減刑請願書サイトでは現在367,168人からの署名を集めている。