リップル共同創設者が、1日で2,950万XRPを売却

ジェド・マカレブ(Jed McCaleb)氏がXRPP大量売却

研究者レオニダス・ハジロイゾウ(Leonidas Hadjiloizou)氏はツイッターで、リップル共同創設者であるジェド・マカレブ(Jed McCaleb)氏が、12月6日のわずか1日で2,950万XRPを売却したことをツイートしている。

リップルはここ最近の順調な上昇パフォーマンスを見せており、CoinMarketCapによると、12月7日時点のXRP価格は64円近い価格で推移している。マカレブ氏が売却した11月29日以降、緩やかな下落が続いている。

CoinMarketCap XRP chartsより画像引用

マカレブ氏は、クリス・ラーセン(Chris Larsen)氏と共同で、2012年後半にOpenCoinを設立し、その後、Ripple Labsに名前を変更させ、ブロックチェーンのデカコーン、つまり10兆円規模の企業へと押し上げた人物だ。同氏は設立時の役わりへの報酬として、1,000億XRPのうち90億のXRPトークンが授与されているが、2014年5月に、契約上の管理を実施することに同意する前に、持ち株を清算する意向を発表している。なお、この発表後、XRPは40%も急落していたことを大手メディアコインテレグラムでも報じている。

Ripple Labsは後に、前述の契約の条件に違反したとしてマカレブ氏を訴え、ほぼ1年続いた法廷闘争の後、2016年2月に和解しており、和解後の改訂契約の4年目以降、1日あたり、XRPの世界取引量の最大1.5%を清算できる権利を獲得している。

これらの情報などを元にハジロイゾウ氏が見積もった結果、マカレブ氏は1週間で合計2億700万のXRPを売却可能とのことだ。XRPの急騰は、売却当日からさかのぼり、10〜14日前に発生始まっているが、この高騰がマカレブ氏の大量XRP売却に影響を与えていることは否めない。

マカレブ氏はこれまでにもたびたびXRPの大量売却を実行しており、2014年から2019年の5年間で約10億5000万XRP、総販売額は1億3500万ドル、約140億円を売却していたことが今年2月9日付のホエールアラートのブログでも触れられている。

他にも、これまでに1億4000万のXRPがさまざまな慈善団体に寄付されたほか、2020年1月には1900万XRPを販売、THE CRYPTO ASSOSIATE(クリプトアソシエイト)が今年5月に発表したレポートによると、定期的にXRPを売却しており、4月は毎日平均で180万XRPを売却していた事が報告されている。

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