SEC、Rippleによる文書封印要求には懸念される問題があると主張

SECはRippleの文書封印要求には懸念があると主張

SEC(米国証券取引委員会)のホルヘ・テンレイロ(Jorge Tenreiro)上級裁判弁護士が、3月30日(火曜日)に提出されたサラ・ネットバーン(Sarah Netburn)判事への書簡の封印要求は「問題がある」と主張していることが分かった。

ネットバーン判事に提出された書簡の中でテンレイロ上級裁判弁護士は、Rippleが事件に関連する「重大な事実を覆い隠そうとしている」と記載している。Rippleがこの事件に関連する重要な事実を投資家から隠し続けたいと望んでいることは依然として厄介な問題であり、1933年証券法の登録規定によって課された投資家保護者の開示要件の必要性を浮き彫りにしている。

NEXTMONEYの特集記事「Ripple、裁判所にBTCとETH関連文書の作成をSECに強制するよう申し立て」で報じているように、BTCとETH関連文書の作成をSECに強制するよう申し立てる一方、裁判所に対し、「機密情報と個人情報」が含まれているため、文書の一部を封印しておくように求めている。この主張に対してSECは、パブリックアクセスの原則と「対立」していると主張している。

RippleはXRPがビットコインと異なることを理解

RippleはSECにビットコインとイーサリアムに関連する文書の作成を強制する申し立てを提出し、XRPの経済的実体は規制当局の範囲外にある2つの最大の暗号通貨の経済的実体と変わらないと述べている。

なお、エージェンシーは、Rippleと投資家、仮想通貨市場に居る“洗練された参加者”とのやりとりが記載されているメールを入手しており、XRPとビットコインの主な違いを掘り下げ、強制する動議に対するSECに反対する支持が記されているとのこと。

Ripple、裁判所にBTCとETH関連文書の作成をSECに強制するよう申し立て

2021.03.16