米大手銀行バンクオブアメリカ、リップルネットに正式参加
米国に拠点を置く大手銀行バンク・オブ・アメリカ(Bank of America Corporation/BofA)が、正式にリップル社の公式ウェブサイトにあるRippleNetメンバーシップに表示されていることが確認された。これは正式にバンク・オブ・アメリカがRippleNetに参加したことを意味している。
Ripple.comより画像引用
リップルは先週、急激な価格上昇を記録しており、執筆時点でその価格は約0.47ドルまで上昇している。24時間では約7%近い上昇率を記録し、過去1週間では驚異の70%以上の上昇率を記録しており、時価総額3位であったステーブルコインUSDTを追い越している。
リップル社とバンク・オブ・アメリカの関係が明らかになったのは今回が初めてではない。バンク・オブ・アメリカのグローバルバンキングの責任者であるジュリー・ハリス氏は今年4月、リップルと銀行パートナーシップについての話し合いを進めていることを、Treasury Insightsポッドキャストで明らかにしている。この際、ハリス氏は、BofAの最初の目標として顧客がいつでもどこからでも物事を成し遂げることができるようにすることと共に、第二に、新しいソリューションを統合し、フィンテックの世界における急速な変化に対応することを目的としていると語っている。
私たちは24時間体制の社会であるため、銀行サービスの速度は重視されるべきものであり、24時間いつでも顧客が送金を行える必要があります。また、RippleやSwiftがどのようにインフラを私たちのプラットフォームに統合するのか、コンプライアンス基準を満たした上で提供することが重要になります。
また海外メディアUTodayによると、米国最大の銀行の一つであり、金融業界の大きな影響を与える存在であるバンク・オブ・アメリカは、既に今年数回、リップルが提供する製品、サービスの一部をテストもしくは、使用している可能性が非常に高いという。実際にパンデミックによってオンライン開催を余儀なくされたリップル主催のSwellでBofAは、リップルのxCurrentの使用を実証していることを明らかにしおり、2019年には「Ripple」と呼ばれるブロックチェーンベースの製品を登録するために特許を申請していると説明している。
本日までのXRP価格は、0.35ドルから0.50ドルまで急激に上昇しており、前途したように時価総額も位を挙げている状況だ。この価格と時価総額の急激な上昇は、仮想通貨取引所Huobiやバイナンスなどで大量のXRPが購入されていることが確認されている。またUSDTに続いて、日本円や韓国ウォンから大量の資金が流入し、価格上昇の要因の一つとなっている。
また韓国最大手の仮想通貨取引所Bithumbでも、8,000万と6,000万のXRPの2つのトランザクションで1億4,000万のXRPが移動しており、過去24時間で移動したXRP総量は、3億1,000万を超えている。