FCバイエルン、ブロックチェーンサッカーゲームSorareに加入
チャンピオンズリーグとドイツ・ブンデスリーガを制した強豪サッカークラブ「FCバイエルン・ミュンヘン」は、現在、100を超えるライセンスチームが登録されているイーサリアムブロックチェーン上のファンタジーサッカーゲーム「Sorare」に加入した。これにより、FCバイエルンのチーム選手のNFTデジタルカードを売買することが可能になる。
FCバイエルンには、世界トップレベルのマヌエル・ノイアー選手やトーマス・ミュラー選手、ロベルト・レヴァンドフスキ選手などが在籍しており、ゲーム内でのデジタルカードの売買はもちろん、ゲーム内のラインナップとして使用することができる。また、Sorareユーザーはこれまでと同様に、ライセンスされている全チームおよび、リーグをのデジタルカード(NFT)を集め、その週の試合に応じて各選手の実戦成績に応じてポイントを獲得することが可能だ。
FCバイエルンは、名実ともにトップクラスのサッカークラブであり、Sorareユーザーにとっても注目度の高いクラブである。これまで前チャンピオンズリーグの決勝で対決したPSG(パリ・サンジェルマン)をはじめ、ユベントスやアトレティコ・マドリードなど、数多くのチームか加入しており、日本のJリーグや、米国のメジャーリーグサッカー(MLS)プレイヤーズアソシエーションとも契約している。
FCバイエルン・ミュンヘンのデジタル・ライセンシング&スタジアムのカスタマーケア責任者であるベンジャミン・スティーン氏は、次のように語っている。
Sorareは、スポーツライセンスにおける2つの強いトレンドであるファンタジーフットボールとデジタルコレクションを融合させたユニークなゲームプラットフォームです。
若くて成長している国際的なユーザー基盤を持つFCバイエルン・ミュンヘンのようなクラブが、この素晴らしいブロックチェーンゲームと一緒に存在することは明らかでした。
プラットフォームの成長と、米国進出
今回のFCバイエルンのチームライセンスの取得に続き、Sorareはイーサリアム上のゲームの継続的な成長を示唆する最新のデータも公開している。同社によると、今年10月だけでも100万ドル(約1億500万円)以上のカードがプラットフォーム上で販売され、2019年12月にベータローンチ以降の合計は370万ドル(約4.9億円)を超えており、プラットフォーム上のユーザーは世界中に4万5000人を抱えているという。
またSorareは今年9月、米国においてゲームを正式に開始したことを発表している。これは、米国市場において、同プラットフォームを含むゲームのマーケティングをはじめ、フットプリントを拡大する計画を示している。既にSorareでは、米国国内でのプレイが可能であり、実際ユーザーベースとユーザーが毎日ゲームに費やす平均時間の両方の点で、ソラーレにとっては2番目に大きな市場が米国となっている。