仮想通貨取引所バイナンス、2か月以内にステーブルコインを発行か|ブルームバーグ報道
世界最大の仮想通貨取引所であるBinance(バイナンス)が2か月以内に独自のステーブルコインを発行すると、米国メディアであるBloombergが報じた。
バイナンスのCFOであるWei Zhouはブルームバーグに対して、安定通貨をより多くの世界の通貨で利用できるようにすることを目的として、これから数週間から2ヶ月ほどで発行することを語った。
初めに英ポンドにペッグしたステーブルコインであるBGBP(Binance GBP)を発行することを予定しているようだ。これは100%英ポンドにペッグしており、より安定的な取引が可能となる。また、Tether社の問題からUSDTに不安がある中でステーブルコインのシェアを獲得する狙いがあるという。
今後は独自開発したのバイナンス Chain上にドルやユーロにペッグしたステーブルコインを発行する。
中国の暗号通貨取引は全世界のUSDT取引の60%である。2019年の中国のステーブルコイン取引はこれまでのところUSDT取引で100億ドル以上を占めている。対照的に、アメリカで取引されたUSDTはわずか4億5000万ドルであると言われている。
今後、この中国からのステーブルコイン取引が、バイナンスが発行するステーブルコインに移行する可能性は高い。これにより、Tether社のシェアは確実に減少するだろう。