バイナンスウガンダ、11月11日に全取引サービスを閉鎖

バイナンスウガンダ、11月11日に全取引サービスを閉鎖

アフリカ市場への早期参入したBinanceUgandaは、ユーザーからの預金を停止した後、11月11日にすべての取引サービスを閉鎖することを発表した。Binance Ugandaを使用するユーザーは、11月11日までに取引を終了し、11月28日までにログインして資金を引き出す必要がある。

これはウガンダシリングの法定紙幣が銀行振込とともにバイナンスのグローバル取引所に追加されたため、BinanceUgandaをBinance.comへ統合することを予定している。バイナンスのCEOであるChenpeng“ CZ” Zhao氏は、次のように説明している。

BinanceUgandaが提供するすべての機能は、現在、フィアットチャネルパートナーとともにBinance.comによってカバーされています。これらの取引所はユーザーの数が非常に少ないので、2つのプラットフォームを維持することは意味がありません。

バイナンスは先日、イギリス諸島での取引所であるBinanceJerseyも閉鎖を発表しており、これら2つの取引所のユーザーは今後、Binance.comへの移行の必要がある。

英国拠点のBinanceJersey、運営わずか2年弱で営業終了を発表

2020.10.20

バイナンスが各国拠点の取引サービスを閉鎖

2018年10月にオープンしたBinanceUgandaは、多くの国民が国境を越えた送金を必要としているにも関わらず、銀行口座を取得することが非常に難しい。しかしその一方で、バイナンスはBinanceSingaporeを含む他のローカル取引所の運営に固執しており、最近、BinanceTurkeyを発表している。

そのため、バイナンスがウガンダやイギリス諸島を閉鎖する理由として、バイナンスが現地の規制当局とのトラブルがあったのではないかとの憶測も立っているが、これについてCZ氏は「一部の人々は、おそらく私たちが地元の規制当局とのトラブルに巻き込まれたので誤解しているようですが、両規制当局とは良好な関係を築いており、単なるビジネス上の決定です」と述べた。

また、アフリカの仮想通貨ユーザーは手数料を削減するために、中央集権取引所よりもピアツーピア取引を好むという証拠も上がっており、バイナンスの取引所運営に影響を与えているのではないかとも考えられる。

バイナンスは昨日、アフリカの中流階級の新規参入を目的とし、ナイジェリア、ガーナ、ケニア、南アフリカ、ウガンダのアフリカユーザーにアフィリエイトプログラムを発表し、新規ユーザー獲得に前向きな姿勢を見せている。