仮想通貨ビットコイン(BTC)、150万円を突破=今年だけで220%上昇

仮想通貨ビットコイン(BTC)、150万円を突破=今年だけで220%上昇

好調な価格推移を見せる仮想通貨の代名詞ビットコイン(bitcoin/BTC)は5日、過去2番目の最高値となる150万円を突破した。BTC価格は5日17:00(日本時間)に1,522,000円まで上昇。過去24時間の上昇率は5.7%を記録している。

TradingViewより画像引用

ビットコインは現在、米国大統領選挙に伴い好調な価格パフォーマンスを見せている。昨日時点では、トランプ大統領が投票に不正があるとして「投票をやめさせる」よう連邦最高裁で争う考えを示したことから短時間で200ドル下落している。

しかし5日時点では、ビットコインをはじめとする主要アルトコインなどは、マイナスから反転している。イーサリアム(ETH)の価格は執筆時点で約数42,000円(+5.09%)と好調だが、リップル(XRP)は約24.94円(+0.76%)、ビットコインキャッシュ(BCH)は25,600円(+1.67%)とビットコインおよびイーサリアム以外に大きな変動はない。

トランプ大統領の「不正疑惑」発言で、ビットコイン急落

2020.11.04

ビットコイン:これまでのパフォーマンス

ビットコインは過去100日間で最高のパフォーマンスを記録している。BTCは日足で1万ドルの終値で取引を終えた日数が、「連続で100日間」を記録し、これは過去最高の価格パフォーマンスである。過去に長期間、ビットコインが1万ドルを下回らなかったのは、2017年12月1日ら2018年1月29日の計59日間であり、今回の高パフォーマンスはその記録を大幅に上回っている。

ビットコインは2017年12月に過去最高値である220万円まで上昇しているが、以上に加熱したICOブームや規制整備、マウントゴックス債権などの要因から大幅に価格は下落している。2018年12月には厳しい冬の時代に突入し、BTC価格は35万円まで暴落。2020年3月頃まで、ほぼ横ばいの価格推移を見せていたが、そこから反転し、現在の150万円まで上昇している。