米国は仮想通貨分野でひどく遅れている
Rippleの共同創設者であり、決済テクノロジー企業の取締役会会長であるクリス・ラーセン(Chris Larsen)氏は、中国の「かゆみ」が次の金融システムを設計する。米国は“ひどく遅れている”と述べたことが報じられ、関心が高まっている。
ラーセン氏は先週開始されたLAブロックチェーンサミット(LA Blockchain Summit)の場にて、世界の金融システムの支配の運命が危機に瀕している。その背景には、中国とのハイテク冷戦状態にあることを米国が直視する必要があると述べ、次のように続けた。
中国は、この次のシステムを設計する国になることを望んでいる。彼らはさまざまなテクノロジーに1.4兆ドルもの巨額資金を投じており、ブロックチェーンは彼らの最重要リストの一番上にあります。
同氏は、中国がテクノロジーに巨額資金を投入しているだけでなく、米国の規制環境が金融革新を積極的に阻止している状況であることを指摘している。
米国では、ブロックチェーン、デジタル通貨のすべてがSEC(米証券取引委員会)で始まり、SECで終わると言わざるを得ない。米国はイノベーションに追いつくことを奨励することに重点を置き、代わりに彼らは米国とは反対のことをした。私たちはここで変化しなければならないだろう、さもないと私たちはリーダーシップ、グローバル金融システムのスチュワードシップを失う。そのような状況は悲劇だ。
10月6日(火曜)に開催されたLAブロックチェーンサミットで、フォーチュン(Fortune)のジェフ・ジョン・ロバーツ(Jeff John Roberts)氏との会談を行ったラーセン氏は、グローバルに競争できるような規制環境を構築しなければならない考えを明かしている。
同氏は、ほぼ全ての国が米国よりも規制環境が優れていると語っており、現在の状況が改善されなければ、ラーセン氏率いる企業は米国を離れることも辞さない構えであるとして現在の規制環境を痛烈に批判している。
記事参照:CoinDesk