イーサリアムの取引手数料が高騰
約100万ドルのマイニング料が1時間未満でイーサリアム(Ethereum/ETH)に費やされた。これは、取引手数料の高値更新となった。
新しいガバナンストークン「UNI」のリリースを発表した後、Uniswapは数時間以内に最も価値のあるDeFiプロジェクトになった事はすでに多くの仮想通貨ユーザーも知っているのではないだろうか。分散型取引所は昨夜、そのトークンを上場開始し、DeFiコミュニティ全体を油断させた。これにより、イーサリアムネットワークにて、新たに大きな問題が発生した。
Uniswapローンチがイーサリアムを詰まらせる
ユーザーに割り当てられたUniswapトークンを要求するラッシュは、イーサリアムネットワークで大規模な輻輳(ふくそう=混乱、方々から集まること)を引き起こした。年間を通じて発生した異常な取引手数料が計算から除外されたが、昨夜の急上昇はイーサリアムの取引手数料が過去最高を記録。マイニングの費用に費やされた合計金額は、1時間足らずで100,000ドルから900,000ドルにまで跳ね上がっている。
BitInfoChartsより画像引用
BitInfoChartsのデータは、イーサリアムの取引手数料の中央値が152%を超えて増加し、9月16日の2.13ドルから5.37ドルに急上昇したことを示している。
また、昨夜のUNIの流行で急増したのは取引手数料だけではない。仮想通貨分析会社GLASSノード(Glassnode)は、イーサリアムのガス価格の中央値が昨夜同様に劇的な急上昇を見たと報告している。同社のデータによると、ガス価格は夜間のある時点で700 gweiもの高さに達し、イーサリアムのガス追跡システムによると、平均ガス価格は約490 gweiだが、540 gweiを超える価格は高いと考えられている。
さらに、UNIの流行によってイーサリアムネットワークで最大のガス消費者となったUniswap。Etherscanのチェーン上のデータが示すように、Uniswapの3つのアドレス、トークンディストリビューター、ルーター、およびUNIトークンアドレスは、ネットワークで消費される総ガスの約35%を占めている。