Bitfinex、ライトニングネットワーク構築のデリバティブ取引所へ投資

Bitfinexがデリバティブ取引所へ投資

ビットコインのライトニングネットワーク上に構築された仮想通貨デリバティブ取引所であるLN Markets (ライトニングネットワークマーケッツ)は、プレシードラウンドで未公開の資金調達をしたことが分かった。

このラウンドでは、仮想通貨取引所のビットフィネックス(Bitfinex)と、投資を手掛ける企業のArcane CryptoとFulgur Venturesが参加した。LN Markets社は、新たな資金調達を実施し、プラットフォームを開発し、ユーザーが現在よりもさらに良い取引体験が提供できるよう、計画していることを明らかにした。

LN Marketsは今年の3月に開始。ユーザーはLightningウォレットを介して直接取引できるようになっている。取引所は発表時に、次のように語っている。

LN Marketsを使用すると、トレーダーは即座にビットコイン市場にアクセスできる。証拠金を転記し、信用最小化された環境でP&L (利益と損失)を即座に請求できる。取引相手のリスクは最小限に抑えられている。

Lightning Network(ライトニングネットワーク)とは、次のビットコイン革命と言われ、高い関心が寄せられている技術だ。ビットコインネットワーク用のレイヤー2スケーリングソリューションであり、より高速で安価なトランザクションの促進を目的に誕生した技術だ。ブロックチェーンの外で取引を行うオフチェーン取引によってビットコインの送金速度の向上や少額決済(マイクロペイメント)に対応した安価な送金手数料を実現するために考案された新たな送金方法だ。

Bitfinexのパオロ・アルドイーノ(Paolo Ardoino) CTO(最高技術責任者)は、以下のように述べている。

LN Marketsなどのプロジェクトを見ると、私たちが気に入っているテクノロジーを直接適用していることがわかります。したがって、資金を提供し、そのような革新的なベンチャーに参加することが私たちにとって重要です。

ビットコインのスタートアップITOによって開発されたLN Marketsの現在の取引制限は、トレーダーごとに0.01ビットコインに設定されている。取引所は、取引制限が設けられているものの、ユーザーはこれまでに25,000以上の取引を実行したと述べている。

記事参照:The Block

ABOUTこの記事をかいた人

はじめまして!仮想通貨やブロックチェーンの国内外の仮想通貨や関連ニュースを通して、ためになる知識をどんどん吸収していきたいと猛勉強中!。 普段は鳥の声さえずる緑豊かな田舎で2児の子供とバタバタしながらの~んびり暮らす、スローライフに憧れるちょっぴりドジな母の一面も。 将来は、田舎に広い庭のある小さなお家に住むぞ~!