中国・北京のブロックチェーンアプリ、500万ダウンロードを突破

中国・北京のブロックチェーンアプリ、500万ダウンロードを突破

中国の北京政府が開始したブロックチェーン活用のモバイルアプリ「北京通」が、ダウンロード数500万を突破し、1日の利用者数が約8万人に達したことが、地元メディアBeijing Youth Dailyの報道で明らかになった。

今回のアプリに関する報道は、北京経済情報局の幹部であるFeng Pan氏が、北京政府の市人民会議で明らかにした。また動詞によると、「4つの機密部門を除き、60部門の1000を超える北京市の部署がブロックチェーンにつながっている」述べている。

「北京通」は、スマートガバナンスを促進し、北京に居住する市民への公共サービスの提供を合理化することを目的としている。またアプリを使用することによって、ブロックチェーン技術の基盤として有名な、データの記録と改ざんも防止にも繋がる。さらにユーザーは、政府IDの保存や照会、支払い、政府職員との面会予約を行うことが可能である。

中国政府ブロックチェーンが、2020年4月から始動

2020.01.08

Feng Pan氏によると「北京通」は、「Baiduの検索サービスやメッセージアプリWechat、決済アプリAlipayなどのアプリとも連携し、インターネットサービスと公共サービスを組み合わせています」と語っており、認知度ともに使用ユーザーを増加することが考えれる。

最近発表された北京通アプリのバージョン2.0は今後、さらにアップデートを繰り返し、2021年には最新バージョンである「3.0」を公開する計画があるようだ。これにより、政府サービスの少なくとも50%をサポートすることが可能になるという。