BTCマイニングハードウェアCanaan、1,000万ドルの自社株買い計画発表

Canaanが自社株買い計画を発表

中国杭州に本拠を構えるビットコインマイニングメーカーのCanaan Creativeは8日、発行済みのADS(※1、American Depositary Shares=アメリカ預託株式)の最大1,000万ドル相当を、2020年9月22日から始まる今後12カ月間で買い戻せる株式買い戻しプログラムを承認したことを発表した。

(※1)ADSとは、米預託株式(ADR= American Depositary Receipt)のことで、ADRによって表示することが出来る権利を指す。ADRは米国預託証券のことで、米国以外の企業株式を米国株と同じ扱いで米国市場にて売買でき、株式相場の表記1ADS当たりで表されるのが一般的だ。また、なお、ADRによって表記される外国株式のうち、ニューヨーク証券取引所に上場している株はADS(米国預託株式)と総称されている。

同社がNasdaqに株式を上場し、1株あたり9ドルで価格設定し、9千万ドルを調達したほぼ1年後にこのニュースが発表となっている。同社では俺まで、当初の期待からは外れていた売上高と、内部の混乱に対処しており、今年7月には4人の上級幹部を解任している。Canaan社はこの動きの背景にある理由についてコメントしていないが、現地中国のメディアでは、同社の長期的な戦略をめぐる紛争に対応して内部再編が行われたと報じている。

9月22日までの間にクラスA普通株式15枚またはクラスA普通株式1株を示す各株で、最大1,000万ドル相当の未払いの米国預託株式(ADS)を買い戻せる新しい株式買い戻しプログラム。

Canaanの運転資本要件と一般的なビジネス条件に加えて、価格、取引量、一般的な市場状況など、さまざまな要因により、ADSの買い戻しの合計数と買い戻しのタイミングの両方が決まるとのことだ。

Canaan Inc.について

2013年に設立されたCanaan Inc.は、複雑な問題を効率的に解決する高性能コンピューティングソリューションを提供している企業である。

同社は2016年に最初の16nmチップの製造をスタートさせ、中国の国家ハイテク企業の認定を受けるためのテストに合格している。さらに2018年には大きな技術革新を達成させ、世界初のRISC-Vベースのエッジ人工知能(AI)チップであるK210を発売した。現在、AIチップ、AIアルゴリズム、AIアーキテクチャ、SoC(システムオンチップ)統合、チップ統合などの分野を含む、高度な技術の研究開発に注力している。

AIチップをベースとして、知的バリューチェーンを確立しており、一連のAIサービスソリューションを提供。これらのソリューションをパートナーのニーズに合わせて調整できる企業として大きく注目を集めている。

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はじめまして!仮想通貨やブロックチェーンの国内外の仮想通貨や関連ニュースを通して、ためになる知識をどんどん吸収していきたいと猛勉強中!。 普段は鳥の声さえずる緑豊かな田舎で2児の子供とバタバタしながらの~んびり暮らす、スローライフに憧れるちょっぴりドジな母の一面も。 将来は、田舎に広い庭のある小さなお家に住むぞ~!