中国の経済学者は「2020がブロックチェーンの転換点である」と語る

中国の経済学者は「2020がブロックチェーンの転換点である」と語る

中国地元紙の報道によると、元国連経済開発機構のエコノミストで中国のデジタルアセットリサーチプレジデントのZhu Jiaming教授は、2020年がブロックチェーンの転換点であると述べた。

Tencentブロックチェーンアクセラレータエントリーコンテストが最近中国の深センで開催され、そのテーマは「ブロックチェーン産業と生態学的共同建設」に関するものだった。そこでZhu Jiaming教授は、「2020はブロックチェーンをさまざまな産業に統合するための重要な年であり、ブロックチェーンの開発とアプリケーションの歴史において重要な期間である」と述べた。Zhu教授は、マクロ経済と社会的ガバナンスにおけるブロックチェーンの状態について前例のないコンセンサスがあり、これは国家戦略レベルに達していると話す。

というのも、Zhu教授は、ブロックチェーンのアプリケーションシナリオが近年拡大していることを認めており、ブロックチェーンとさまざまな産業の組み合わせがより完全に発達し、ブロックチェーン工業化の生態学が現れ始めたという。さらに、Zhu教授はブロックチェーン統合のキーワードとして、「戦略、相互作用、生態学、加速」を挙げており、今後これらのキーワードがブロックチェーン統合に関して重要になってくると付け足した。

最近ではTencentのブロックチェーンアクセラレータコンテストに60の企業が参加したと伝えられており、それらは「産業用ブロックチェーンソリューション」、「産業用ブロックチェーンインフラストラクチャ」、「産業用ブロックチェーン周辺サービス」の3つのグループに分類されている。

コンテストに参加した企業は、財務、政府、物流、法務、教育、産業、その他の産業をカバーしており、総額は100億元以上、約14億ドルに上るとのこと。また、今年4月30日にTencentが新しい「Tencent Industrial Accelerator」のアプリケーションをオープンしたことを報告しており、Tencent Holdingsは、今後5年間で、ブロックチェーン、クラウドコンピューティング、人工知能を含むフィンテック開発に700億ドル近くを割り当てる予定を明かにしている。