ティム・ドレイパー、「パンデミックがビットコインの転換点になる可能性」

ティム・ドレイパー、「パンデミックがビットコインの転換点になる可能性」

米国のベンチャーキャピタル創設者兼投資家のティム・ドレイパー氏は、新型コロナウイルスによる影響でビットコイン(BTC)や、スマートコントラクトのイノベーションが開花する転換点になると考えているようだ。米国政府は新型コロナウイルスの救済法案として7兆ドルの経済対策を考えているが、ドレイパー氏はスタートアップおよび投資家プラットフォームInnMind.comのインタビューで、政府が無限にお金を印刷する救済計画に懐疑的である意見を述べている。

「彼らは経済を取り戻すために大量のお金を印刷しようとしている。そしてその価値は正解経済に浸透し、どんどん下がっていくだろう。」

大量に印刷される紙幣とは対象的に、ビットコインの供給量は変わらないことから人々がビットコインに目を向けるようになるとインタビューで語っている。ドレイパー氏は3月16日に行われたStoiesポッドキャストのインタビューでもビットコインには産業を確変する能力があると語っており、世界的な金融危機を救うのは銀行でも政府でもなくビットコインであると発言。

またビットコインをはじめとする仮想通貨やスマートコントラクト、人工知能(AI)のようなデジタル金融イノベーションは、質の高いサービスを低コストでもたらすことから、政府同士の競争が発生すると考えているようだ。

2022年頃にはビットコインが25万ドルに!?

ドレイパー氏は元々仮想通貨やブロックチェーンについて高く評価しており、2018年頃から2022年頃までにビットコインの価格が25万ドルを超えるとの見解を示していた。そしてその予測は今でも固守しているようだ。

投資の神様の異名を持つウォーレン・バフェット氏はCNBCに対して、ビットコインは何も生み出さず価値がないと批判したことに対して、「持ち株の50%を保険会社や銀行で構成されているバウェット氏は、分散型の経済を気に入ってない」と反論している。