「5年後、ミレニアル世代のビットコイン需要に期待」=キャメロン・ウィンクルボス
仮想通貨取引所Gemini(ジェミニ)の創設者であり、インターネット起業家として知られるウィンクルボス兄弟のひとりキャメロン・ウィンクルボス(Cameron Winklevoss)は、5年後のビットコイン価格をツイッター上で予想した。
ツイッター上でつぶやいた内容は、「今後5年で70%を占める労働人口の大半がハードウェアよりもソフトウェアに精通しているミレニアル世代(1989年~1995年に生まれた世代の人々を指す。)になり、彼らがビットコインを望んでいる」と強調した。
In 5 years, 70% of the work force will be millennials. Millennials understand the power of the digital gold thesis — they want software, not hardware — they want bitcoin.
— Cameron Winklevoss (@winklevoss) January 20, 2020
この発言は言葉の通り、これらの労働人口の70%がハードウェアではなく、インターネットに依存するソフトウェアに精通するミレニアル世代に精通し、この世代がビットコインという存在を望んでいると指摘した。
実際にミレニアル世代において、仮想通貨投資への関心が高まりつつある。米国の証券会社eToroがオンライントレーダー1000人に対して実施した調査では、ミレニアル世代のオンライントレーダーの43%が、米国株式市場よりも仮想通貨市場を信頼していることが明らかとなっている。
しかし、ビットコインはトランザクションや、秘密鍵による保存方法など、実際のビジネスにおいて使用するにはまだ課題が残されている。また各国の政府や中央銀行は、国の法定通貨に裏付けられた独自デジタル通貨の発行について、話し合いを進めており、単に紙媒体の通貨がデジタル化され、ビジネスで使用することを検討している。
現状のビットコインは投機的な使用用途を始め、ベネズエラのハイパーインフレやイランの国際情勢が不安定になった際、安全資産として活用されることが多い。ミレニアル世代のビットコインへの関心が、どこまで価格に影響するのか今後の注目点となりそうだ。