ミレニアル世代の43%「米国株式市場よりも仮想通貨市場を信頼」|米証券会社調査
インターネットの誕生と発展とともに成長してきたミレニアル世代において、仮想通貨投資への関心が高まりつつあるという。Forbesが報じた。
米国の証券会社eToroがオンライントレーダー1000人に対して実施した調査によると、ミレニアル世代のオンライントレーダーのうち43%が米国株式市場よりも仮想通貨市場を信頼していることが明らかとなった。
ミレニアル世代とは平成初期(1989年~1995年)に生まれた世代の人々を指す。
同社のマネージングディレクターであるGuy Hirsch氏はこの結果について「若手投資家は無責任な慣行に起因するリーマンショック等によって株式市場への信頼喪失を経験した。また、アメリカ人の貯蓄が消えていく一方で数千憶ドルもの税金が大手金融機関に投入されていく様子を見たとき、株式市場への信頼はさらに悪化したのだろう。」と分析している。
トレーダーの多くは既存金融機関による仮想通貨取引を希望
一方で同調査では、仮想通貨を取引したことがないトレーダーの59%がもし仮想通貨取引が既存の金融機関によって提供されていたら投資するだろうと回答。また、仮想通貨を取引したことがあるトレーダーの92%も、既存の金融機関によって仮想通貨取引が提供されればより安心して投資できるようになると回答したという。
国内外において大手金融機関による仮想通貨ビジネスへの参入が相次いでいる状況も踏まえると、仮想通貨取引の熱気はまだまだ続きそうだ。