仮想通貨懐疑論者ピーター・シフ氏、ビットコイン紛失
米証券仲企業ユーロパシフィックキャピタル社のCEOであるピーター・シフ氏は、ビットコインを保有するデジタルウォレットへアクセスすることができなくなり、全てのビットコインを失ったとツイッター上で報告した。
ピーター氏は突如として、何らかの理由でウォレットが破損し、パスワードが向こうになったと主張。しかし仮想通貨界隈で一気に拡散されたツイートは、ウォレットを発行元であるBlockchain.com(@blockchain)の目に留まり、「あなたの資金は安全に保管されています。メッセージを送ります」と返信されているが、どのような状況になったかは定かではない。
I just lost all the #Bitcoin I have ever owned. My wallet got corrupted somehow and my password is no longer valid. So now not only is my Bitcoin intrinsically worthless; it has no market value either. I knew owning Bitcoin was a bad idea, I just never realized it was this bad! pic.twitter.com/6SJvDJOZU6
— Peter Schiff (@PeterSchiff) January 19, 2020
ピーター・シフ氏は、ビットコイン・仮想通貨懐疑論者の一人であり、これまでビットコインに価値がないと主張している。今回のツイートでも、「ビットコインがこれほどまでに悪いものだとは思っていなかった」と全面的に否定的な姿勢を示している。
「私のビットコインは本質的に価値がないだけではありません。市場価値もありません。ビットコインを所有することは悪い考えだと知っていましたが、これが悪いことだとは思いもしませんでした!」
パスワードの紛失によるビットコインへのアクセスが不可能になる事態は、これが初ではない。カナダ最大の仮想通貨取引所QuadrigaCXのCEOが突然亡くなり、顧客が預けてた仮想通貨約1億4,700万ドル(約160億円)にアクセスすることができなくなっている。