ジャスティン・サン、環境活動家グレタさんに1億円寄付
仮想通貨トロンの創業者であるジャスティン・サン氏が18日、地球温暖化によってもたらされているリスクなどを訴えるスウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥンベリさんに100万ドル(約1億円)を寄付するとツイッター上で表明した。
As a young entrepreneur, I share @GretaThunberg’s passion to change the world. Crypto will contribute immensely on reducing carbon footprint by implementing decentralized settlement. I would like to personally commit USD$1 Mil to @GretaThunberg ’s initiative. #cop25
— Justin Sun (@justinsuntron) December 18, 2019
トゥンベリさんはスペインで開催された第25回国連気候変動枠条約締結国会議(COP25)に参加するなど、温暖化の現状や悪影響を訴えている。公共の場や政治家、議会に対する率直なスピーチで知られ、環境保全分野の世界的リーダーとして名が立っており、米国のニュース雑誌「TIME」の”2018年世界で影響力のある未成年25人”の1人に選出。2019年には、「国際女性デー」を記念して”スウェーデンで最も重要な女性”に選ばれている。
ジャスティン・サンの狙いとは
サン氏はツイッターで、「若い起業家として、グレタ・トゥンベリさんの世界を変えるという情熱に共感する。仮想通貨が、分散型決済を実装することによって、二酸化炭素削減の削減に大きく貢献する。グレタ・トゥーンベリさんのインセンティブとして、個人的に1万ドルを寄付したいと思う」と述べている。
仮想通貨の採掘(マイニング)は、高性能のコンピューターを大量に使うため、膨大な量の電力を消費、結果として地球温暖化の一因となる研究結果が出ている。一方で、ビットコインマイニングの74.1%は再生可能エネルギーが使用されているため、環境への影響は少ないといった肯定的意見も出ている。
サン氏の寄付活動について、ツイッター上では、「トークンの価値を高めるための戦略だ」「愚かな詐欺師」などと厳しい意見が出ている一方、「素晴らしい環境活動の仲間だ」と評価する声も出ており、12月19日午前8時時点で19のリツイート、111のいいねを獲得している。