ジョン・マカフィーが大統領選に向け、仮想通貨の広告停止
仮想通貨、ブロックチェーン業界の著名インフルエンサーとしても有名なジョン・マカフィー氏は、2020年の米国大統領選挙の当選に集中するべく、特定の仮想通貨に関するの宣伝を停止すると述べた。
People ask why I am no longer doing Blockchain promotions.
It is very time consuming. My Presidential Campain will be starting in earnest in January and I cannot do both.
I am in no way abandoning crypto; only the task of promoting specific projects.https://t.co/Wqsm4FrThw
— John McAfee (@officialmcafee) December 16, 2019
マカフィー氏がTwitter上でコメントした内容は、一部の仮想通貨のプロモーションについて「時間がかかること」と「大統領選挙の両立ができないこと」の2つを挙げている。しかし、この広告の停止については、特定のプロジェクトだけであり、仮想通貨の未来を放棄したというわけではない説明している。
「なぜ私がブロックチェーンのプロモーションをやめたのかと聞かれます。それは非常に時間がかかります。私の大統領選挙は1月に本格的に開始されますが、両方を行うことはできません。私は決して仮想通貨を放棄していません。特定のプロジェクトを促進するタスクのみ。」
マカフィー砲で一躍、仮想通貨著名人に
マカフィー氏のインフルエンサーとしての活動は、仮想通貨市場では誰もが認めているだろう。2017年の仮想通貨バブルの際には、マカフィー氏が特定の仮想通貨をツイートするだけで価格急上昇していたほどだ。実際のこの価格上昇は「マカフィー砲」と呼ばれ、多くのユーザーを惹きつけた。
またその影響力からマカフィー氏は、仮想通貨プロジェクトや製品、サービスを宣伝するツイートをする場合、1件につき10,5000ドル(約1,200万円)の金額の支払を要求する主張していた。
最近では、ユーザーが名前やメールアドレス、銀行の情報などを登録しなくても取引所を利用することを構想したイーサリアムベースの分散型仮想通貨取引所であるMcAfeeDEXのベータ版を発表しており、仮想通貨の事業に積極的な姿勢を見せている。