Crypto.comが米国信託会社を設立して機関投資家向け保管サービスを開始へ
仮想通貨取引所Crypto.com（クリプトドットコム）は、「Crypto.com Custody Trust Company（クリプトドットコム・カストディ・トラストカンパニー）」という名の米国信託会社を設立し、米国とカナダの適格機関と富裕層ユーザーにカストディサービスを拡大していく。
2016年に設立され、現在多くの国と管轄区域で規制当局の承認とライセンスを取得している同取引所は、2024年12月23日（月曜日）付けの公式発表で、重要な進展を明らかにした。この動きは、ドナルド・トランプ（Donald Trump）次期大統領の当選を受け、米国でのプレゼンスを拡大するという同取引所のより広範な計画の一環の一歩である。Crypto.comの共同創設者兼CEO（最高経営責任者）であるクリス・マルザレク（Kris Marszalek）氏は次のように述べている。
米国信託会社の設立は、世界で最も重要で活発な2つの仮想通貨市場である米国とカナダで事業とプレゼンスを構築するための製品ロードマップにおける最新の重要なステップです。
なお、同取引所は、今後数週間以内にCrypto.com Custody Trust Companyに移行すると、述べている。
Crypto.comは北米全域での成長機会に強い関心
この節目は、Crypto.com が北米全域での成長機会に強い関心と自信を持っていることを示しており、同取引所は新サービスと革新的な製品で存在感をさらに高める計画だという。
同取引所は、米国とカナダの顧客のすべてのデジタル資産を新しい保管信託会社に移管する計画であり、これは、米国とカナダの顧客の仮想通貨の新たな保管プラットフォームとなり、取引所は移行のために顧客に連絡する。それにもかかわらず、同取引所は、移行前と移行中はアカウントと資金へのアクセスが利用可能であることを、この地域の顧客に保証している。
Crypto.comは着実に広範な計画を実行へ
別の展開として、同取引所は、アプリとWeb ユーザー向けにスポーツ機能が利用可能になったと発表した。
スポーツ取引機能は米国全土において利用可能で、ユーザーは「ビッグゲームに関する意見」を取引することで報酬を獲得できるとのことだ。
また、同取引所は、新規ユーザーを対象としたキャンペーンプログラムで100万ドル（約1.5億円）を提供しており、このプロモーションは2024年12月23日から2025年1月13日まで実施される予定だ。
