バイナンス、10の法定通貨をサポート=Paxful提携
バイナンスが10種類の法定通貨のサポートを発表した。今回のサポートは、ピアツーピア(P2P)取引プラットフォームのPaxfulとの提携に基づくものとなる。サポートされる法定通貨は、ロシアルーブル(RUB)、ベトナムドン(VND)、インドネシアルピア(IDR)、ナイジェリアナイラ(NGN)、コロンビアペソ(COP)、イギリスポンド(GBP)、メキシコペソ(MXN)、カナダドル(CAD)、ユーロ(EUR)、アルゼンチンペソ(ARS)となっている。
Koinal、Simplex、Paxos、TrustToken、Flutterwave、AdvCashなどと共に、Paxfulはバイナンスのフィアットゲートウェイ(法定通貨の入り口)のパートナーになったと言える。ユーザーはPaxfulのプラットフォームを通じて、各種法定通貨でバイナンスでビットコインを購入できる。Paxfulの共同創業者兼COOであるArtur Schaback氏は、Paxfulとの提携は他社との差別化要因になるとThe Blockのインタビューで自信を覗かせている。
「他の決済ゲートウェイとPaxfulは異なります。Paxfulは現地の法定通貨の銀行振込やギフトカード、オンラインウォレットなど、300を超える支払い方法を提供しています。」
また、Schaback氏はナイジェリアのように銀行の規制が厳しい国では、ギフトカードを通じてPaxfulからビットコインを購入し、バイナンスのアカウントに残高を保有できると述べている。加えて、今回バイナンスに追加された10種類の法定通貨だけでなく、将来的にはさらに多くの法定通貨を提供していきたいと見解を示した。Paxfulは167もの法定通貨をプラットフォーム上でサポートしている。
フィアットゲートウェイの拡大を続けるバイナンス
バイナンスは今回のPaxfulとの提携によって、合計7社のフィアットゲートウェイを導入したことになる。利用できる法定通貨が増えることは、他社との差別化とユーザーの購入インセンティブになる。結果的にバイナンスを利用するユーザーの数も増えるだろう。また、バイナンスは仮想通貨取引所LatamExとの提携も発表した。これによって、ブラジルリアル(BRL)とアルゼンチンペソ(ARS)を使用してビットコインやイーサリアムなどを購入することもできるようになった。