ビットコイン半減期が、価格を2万ドルから5万ドルに留める可能性
2020年に予定されているビットコインの半減期に、仮想通貨の価格は2万~5万USDの範囲になる可能性があるという新たな推定値が示された。今回の推定値は、ライトニングキャピタルの管理メンバーであり、バルーク大学(Baruch College)の非常勤教授であるチャールズファン氏が予想した値だ。
チャールズ氏はこの予測を、現在633,000BTCの取引需要があり、2021年までこの需要が変わらず、半減期によってマイニング報酬が657,000から328,500BTCまで減少する仮定で予測を立てている。またチャールズ氏は、ビットコインの半減期に発生する価格の影響と、1973年に発生した石油の禁輸措置は類似している可能性があると述べている。
石油の禁輸期間中、1バレル3.5USDから15USDまで価格が上昇し、禁輸措置が解除されても最高値39.5USDまで価格が上昇し続けた。その後価格は下落しましたが、禁輸措置以前の価格を上回り続けている。この価格推移は、ビットコインの半減期に価格が恒久的に上昇した流れに類似していると語る。
半減期の価格予想は様々
ビットコインの半減期による価格予想は様々で、ドイツのバイエルン州立銀行は1BTCあたり9万ドルになると予測を公表している。一方Morgan Creek DigitalのJason氏は半減期に価格の影響はほとんど無いと予測しており、予想価格はかなりバラツキがある。2012年の半減期以降は11USDから1,200USDに、2016年の半減期以降は、600USDから2万USDまで価格を大きく上げている。2020年に控える半減期はどのような結果を迎えるのか注目だ。
チャールズ氏がMediumに投稿した予測は、必ずしも将来の結果を示すものではなく、投資アドバイスとして利用すべきでは無いと締めくくっている。