Bakkt、ビットコイン先物取引のオプション商品を開始=世界初
Bakkt(バックト)は12月9日、ビットコイン先物取引のオプション商品の取引を開始した。また、現金で決済された先物契約の開始以来、BakktはTwitterで1,000を超える契約が取引されているようだ。9月に製品ベースのBitcoin Monthly Futuresの提供を開始したBakktについて、BakktのCOOであるAdam White氏は「顧客のニーズに基づいて補完的な製品を開発することを約束しています」と述べている。
ビットコインのオプション取引は現物決済ビットコイン先物取引と同様に、ICE FUTURES U.S.で取引され、現金決済ビットコイン先物は、ICE FuturesSingaporeというシンガポールの承認済み取引所で取り扱われるとのこと。そのためICE Futuresのグローバル市場に登録している機関投資家などは利用可能だという。また、White氏はオプション取引に関しては個人投資家も取引できる環境にしていくつもりであることを明かしている。
「現金決済先物は、ビットコイン市場での利益を拡大させる資本効率の良い方法」
ICE FuturesおよびClear Singaporeの社長兼COOであるLucas Schmeddes氏は、ビットコインのオプション取引について「現金決済先物は、アジアや世界の投資家に、ビットコイン市場での利益を拡大させヘッジを提供する資本効率の良い方法だ」と話している。
ビットコインのオプション取引に関しては各取引所でその導入が広まっており、Bakktに引き続きライバル取引所であるCMEも1月13日からビットコインのオプション取引を開始する予定だ。
Bakktはこれまで現物決済限定での取引にとどまっていたため、投資家は二の足を踏んでいたところがあるが、オプション取引の開始を契機に取引を伸ばしたい狙いがあるようだ。