【ソフトバンク広報が否定:追記あり】ソフトバンク、ブロックチェーンウォレット完備のクレジットカード発行

【ソフトバンク広報が否定:追記あり】ソフトバンク、ブロックチェーンウォレット完備のクレジットカード発行

2019年12月1日、ソフトバンクによる通信機能付き次世代型クレカ「IoTクレジットカード」、名称「SBCウォレットカード」の発行がPR Newswireから発表された。今年1月に行われた「CES 2019」にて、提携したフィンテック関連企業Dynamicsのブースに同カードを展示したことでも話題に。年内の発表に間に合った。

今後あらゆる端末にIoTチップが内蔵されていくだろうが、クレカのIoT化も始まったようだ。フィンテック、特にブロックチェーンや仮想通貨の登場で金融機関はサービスの改善が求められる中、このようなユーザーの利便性が高いカードの登場は救いとなるかもしれない。

日本人は現金決済を好むが、政府は2020年東京オリンピックまでにはキャッシュレス化を広めたい考えで、今回の発表で仮想通貨の普及とキャッシュレス化が進みそうだ。

2019年12月3日 18時30分時点:追記

今回の発表元であるプレスリリース記事が、何者かによって偽装されている。

2019年12月3日 18時30分時点、仮想通貨メディアCoinDesk Japanによると、「ソフトバンクの名前でリリースが出されているが、当社のものではない。現在、米国のソフトバンクも含め、さまざまな関係者に確認している(CoinDesk Japanより引用)」と質問に回答しているという。

また同メディアによると、海外プレスリリースサイトprnewswireへは、「ソフトバンクのSBCウォレット・カーズ(SBC Wallet Cards)」と名乗る企業から今回のプレスリリースの発表文が依頼され、世界各国の報道機関で拡散されたようだ。

SBCウォレットカードの特徴

ウォレットカードにはSIMカードが内蔵されているため、双方向通信が可能。これによりカード情報をネットからダウンロードしたり、多様なデータをカード内に保存することができる。クレジットカード・デビットカード・キャッシュカードの切り替えも簡単で、マルチに使用可能。アップデートも可能。

さらにブロックチェーンを使用することで仮想通貨ウォレットの機能も持つ。法定通貨とデジタル通貨(仮想通貨)の切り替えやWi-FiのONOFFも◀▶のボタンで可能に。

通信にはIoT向けの小電力通信に対応するべくソフトバンクの携帯電話回線が使われるが、Wi-Fi機能がONになるとホットウォレットに、OFFになるとコールドウォレットになるという。
ブロック承認時間がないため即時決済が可能となる。

カード表面右側にはE Ink(電子ペーパー)ディスプレイがある。◀▶のボタンで、利用額や残高などのカード情報やQRコードなどの表示を切り替える。将来的にはお得なクーポンも表示して利用できるようになるという。

内蔵されたバッテリーは、カードの消費電力が低いこともあり、3年持つとのこと。バッテリーについての詳細な情報は明かされていないが、日常使用の操作で自動的に充電(おそらくリーダライタで通信した時に充電)されると思われる。カードを紛失した際には、遠隔操作で速やかにカード内の情報を全て消去することも可能。多機能カードではあるが、通常のクレカと大きさは同じで、重さはさほど変わらないという。

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