仮想通貨取引所BitMEX、全デリバティブ取引のインデックスを変更
仮想通貨取引所BitMEX(ビットメックス)は本日、2019年11月22日12:00:05(UTC)から、同プラットフォームが提供する永久スワップ(XBT)をはじめとする全デリバティブ取引のインデックスに、仮想通貨取引所Huobi(フォビ)、Gemini(ジェミニ)、Itbit(アイビット)を追加することを発表した。追加の目的としてビットメックスは、参照価格が市場のコンセンサスをより密接に反映することを目的としている。
今回のアップデートによってユーザーは、公平性、堅牢性、正確性が最適化され、22日にはインデックスが更新された状態で永久スワップを提供することができる。
また、これらの公平性、堅牢性、正確性を追求するためにビットメックスは、広範囲なインデックスに基づき、取引所における取引ポジションに与える影響を減らすことができると説明している。
「これを実現するために、より広範なインデックス構成取引所で観測された取引量に基づいてインデックスの重みを計算します。ボリュームデータは、API接続を介してそのような各交換から直接取得されます。この変更により、市場のコンセンサスに反する単一の取引所での動きが取引ポジションに与える影響を減らすことができます。インデックスの計算は引き続き透過的で、簡単に複製できます。」
現時点のビットメックスが採用するインデックスは、以下の世界各国の仮想通貨取引所が対象となっており、今回のアップデートによって合計9つの取引所が対象となる。
- Binance(バイナンス)
- Bitstamp(ビットスタンプ)
- Bittrex(ビットレックス)
- Coinbase(コインベース)
- Kraken(クラーケン)
- Poloniex(ポロニエックス)
- Huobi(フォビ)
- Gemini(ジェミニ)
- Itbit(アイビット)
インデックスの詳細
合計9つの仮想通貨取引所のインデックスを追加するビットメックスは、各銘柄の最終価格の加重平均として計算され、インデックス価格は5秒ごとに計算、公開されるこという。また、インデックスのウエイトについても発表されており、各取引所でAPI接続を介して、直接取得された原資産の取引量を観察。独自のメカニズムを使用して、不正なデータや以上なデータを識別し、これらの分類して計算することができるようだ。
また、発表されたインデックスのウエイトは以下のマップの通りとなっている。