ZARPネットワークに「大幅な流動性」注入へ
南アフリカのオールドミューチュアルウェルス(Old Mutual Wealth、※以下OMWと表記)と金融サービスプロバイダーのインベスキャピタル(Inves Capital、※以下ICと表記)は最近、ザープステーブルコイン(ZARP Stablecoin)ネットワークに流動性を注入する計画を発表した。
南アフリカの金融サービス大手OMWとICは最近、ZARPプロジェクトを資金的に支援する計画を明らかにした。さらに、両組織はDeFi(分散型金融)プロトコルでの使用を促進することを約束したと伝えられている。
流動性注入計画による関係拡大へ
Globalcrypto TVの報道によると、ZARPネットワークへの「かなりの」流動性注入計画により、OMWとステーブルコインプロジェクトとの関係が拡大するとみられている。
OMWは2022年9月からステーブルコインプロジェクトの現金準備金の管理者を務めている。ステーブルコインのサポートを強化するという両社の決定について、ICのサイモン・ディングル(Simon Dingle)マネジングディレクターは次のようにコメントしている。
私たちは現在、分散型金融の新たなフロンティアを開拓し、新興資本市場に深い流動性を提供するために関係を拡大しています。仮想通貨は新たな成長段階に入りつつあり、ZARPはこれらのエキサイティングな新しいプロトコルでランド価値を表現する上で中心的な役割を果たすべく準備を整えています。
ステーブルコインの管理者でもあるディングル氏は、仮想通貨を金融商品として指定するという南アフリカの決定が、OMWと彼の会社を説得するのに一役買った可能性があると示唆した。OMWのファルハド・セイダー(Farhad Sader)マネジング・ディレクターは、テクノロジーの応用可能性を直接目にしたことでステーブルコインプロジェクトとの提携を拡大するという公約を守る決断が容易になったと述べている。