米取引所バイナンス、仮想通貨NEO・ATOMを上場
大手仮想通貨取引所Binanceの米国版「Binance.US」が、仮想通貨Neo(NEO)とCosmos(ATOM)の上場を公式アナウンスした。上場は日本時間2019年11月1日午前11時に行われる予定で、NEO/USD・NEO/USDT・ATOM/USD・ATOM/USDTの4種類の取引ペアがオープンする。現在NEOとATOMの入金機能のみ既に開始されている。
NEOは「Onchain」と呼ばれる中国の会社が開発した仮想通貨で、Ethereumと同じようにスマートコントラクトが実装されており、Dappsの作成などプラットフォームとしての利用を期待されている。また、ATOM(Cosmos)は「Tendermint inc」が開発した仮想通貨で、独自のブロックチェーン構築や、異なるブロックチェーンを相互に接続することができる特徴があるまた、Binanceが独自に運用・開発しているBinanceブロックチェーンにはATOMの技術が使われている。
Binance.USが2019年9月18日にサービスを開始した当初BNB・BTC・ETH・XRP・BCH・LTC・USDTの7種類のみを取り扱っていたが、約一ヶ月半の間に11種類の仮想通貨を上場させたことになる。
アメリカの13州は取引を禁止されているも、順次拡大予定
Binance,USは依然New YorkやTexas州を含む13州では取引が開始されていないが、同社CEO,Catherine Coley氏によると、これは単なる始まりであり、全ての州に提供できるよう順次進めていくと述べている。
Binanceは、アメリカの規制状況が明確ではないため、6月上旬にアメリカ在住者への「Binance.com」利用を禁止していた。まだBinance.comをアメリカ在住者が利用できた頃は6州のみ取引を禁止していたことから、より厳格な規制ルールに乗っ取って進められている事がわかる。
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