BTCの上昇要因か|Bakktの現物決済ビットコイン先物、過去最高記録を更新
今月のビットコインをはじめとする仮想通貨市場の暴落のきっかけと言われる、Bakktの現物決済ビットコイン先物取引だが、同プラットフォームは今月10日、契約件数が急激に上昇していることをツイッターにて報告。10月19日の契約件数は、前日の10倍以上となる契約件数となり、過去最高を記録した。
ICYMI: Monday’s Bakkt Bitcoin Monthly Futures:
💸 Traded contracts: 224 (+796%) (New ATH 🚀)
📈 Day before: 25
🚀 New all time high: 224Follow @BakktBot for realtime updates. pic.twitter.com/sAxzCOQXFq
— Bakkt Volume Bot (@BakktBot) October 10, 2019
仮想通貨の代名詞であるビットコイン(BTC)の価格は、10月9日に急激な価格上昇を記録しており、今回のBakktが提供するビットコイン先物が影響していると分析されているが、実際の詳細な事実は不明である。
Bakktの影響するビットコイン先物について
Intercontinental Exchange(ICE)の子会社が運営するBakktのビットコイン先物は9月22日、プラットフォームが開始されてから最初の24時間で、わずか71BTCしか、先物契約を取引がされず、期待されていた市場の反応もあってか、BTC価格の暴落の引き金になってしまった。
これについて、JPMorgan Chase&Co(JPM)のNikolaos Panigirtzoglou氏が率いる調査チームは、ビットコイン価格の暴落の要因として「Bakktのビットコイン先物が少なくとも関係している。」と分析している。
また今年4月、米シカゴ先物市場のシカゴ・マータンカイル取引所(CME)は、同月4日にビットコイン先物の取引ボリュームが「過去最高」を記録したと発表。それに伴いビットコイン価格も好調な価格推移を記録していた。今回のBakktの契約件数の増加や、CMEの取引ボリュームの増加など、ビットコイン先物の好調と、ビットコイン価格が親密な関係性を持っているかもしれない。