CMEビットコイン先物の取引ボリュームが「過去最高」を記録|仮想通貨市場の急上昇の影響か

CMEビットコイン先物の取引ボリュームが「過去最高」を記録|仮想通貨市場の急上昇の影響か

ビットコインをはじめとする仮想通貨市場の価格は今月2日、急激な反発を受けて急上昇し、一時60万円にタッチする寸前まで価格を高騰させた。そして今回の上昇による影響はビットコインの価格上昇だけでなく、先物市場へも大きな影響が出ていることが明らかになった。

米シカゴ先物市場のシカゴ・マータンカイル取引所(CME)は5日、同月4日にビットコイン先物の取引ボリュームが「過去最高」を記録したと発表した。


発表された内容は、ビットコイン先物は4月4日に2万2500以上ものビットコイン先物契約を記録し、これは11万2700BTCに相当するようだ。また、同日に記録された取引量の大部分である1万2000件の取引は、アジア時間に発生しているようだ。

これは世界経済の中心となっている中国をはじめ、仮想通貨先進国である日本や韓国などの取引ボリュームが考えられている。また、これまでの過去最高記録は、2019年2月19日に記録した1万8300以上もの契約であり、この際には6万4300BTCに相当する取引ボリュームが記録されていた。

ブルームバーグの総合価格情報によると、「今回のビットコイン先物の急激な取引ボリュームの上昇は、これまでビットコインが何カ月にも渡り、冬の時期に突入していたが、2日から発生した短期間での30%近い上昇によって、ビットコイン先物取引の関心を再熱させた。と」考えているようだ。

シカゴ・マータンカイル取引所(CME)は2017年12月頃にビットコイン取引の開始を発表。シカゴオプション取引所(cboe)に続き、世界で2番目にビットコイン先物取引をスタートさせている。