米国銀行危機の中でテザー(Tether/USDT)がバハマのブリタニア銀行に軸足を移す

テザー(Tether/USDT)がバハマのブリタニア銀行に軸足を移す

2023年8月29日(火曜日)に発表された最新報告書中で、非公開の情報源は、時価総額トップのステーブルコインであるテザー(Tether/USDT)の背後にある企業が現在ブリタニア・バンク・アンド・トラスト(Britannia Bank & Trust)と銀行業務を行っていると詳述している事が分かった。

ブルームバーグのジャーナリスト、ユエク・ヤン(Yueqi Yang)氏とオルガ・ハリフ(Olga Kharif)氏は、テザーとバハマに本拠を置く非公開企業ブリタニア・バンク&トラストとの銀行サービスにおける新たな提携に注目。テザーがブリタニアと提携した時期は依然として曖昧だが、内部関係者らは、ステーブルコイン大手が顧客に銀行のバハマ口座番号に資金を送金するよう誘導していることを明らかにした。今回の動きはは、米国内で銀行との提携を固めるために仮想通貨企業が直面する課題のさなか、2022年3月、米国史上最も重大な金融危機の一つとなった米国の大手銀行3銀行の経営破綻の後、表面化した。ヤン氏とハリフ氏の両者は、テザー社とブリタニア社の両方がこの件についてコメントを拒否したことを共有している。

テザーの保有資産が減少

現在、テザーは12兆円(828億ドル)を超える時価総額(CoinMarketCap8月31日14時調べ)を誇っており、最近のデータではその保有資産が1.3%減少していることが明らかになっている。

最新の24時間のスナップショットでは、USDTが仮想通貨取引シーンを支配し、世界の取引高総額724億2,000万ドル(約10.5兆円)のうち401億8,000万ドル(約5.8兆円)という驚異的な額を積み上げている。このアップデートは、オムニレイヤー(Omni Layer)、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)、クサマ(Kusama)の3つのブロックチェーンのサポートを終了するというテザーの発表に続いて注目されている。

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