機関投資家向けコインベースプロ、iOS版モバイルアプリをリリース
米国最大の仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)のプロ仕様プラットフォームであるCoinbase Pro(コインベースプロ )は、スマートフォンの「iOS」バージョンに対応したモバイルアプリをリリースした。発表されたモバイルアプリは、100以上の国で利用可能であるが、日本は対象外となっている。
仮想通貨取引所コインベースプロは、一般投資家の使用はなく、機関投資家のみが使用するプラットフォームである。そのため、巨大な資金がコインベースプロで運用され、ビットコインをはじめとする仮想通貨市場に、コインベースプロは大きく影響する。そのためコインベースプロ のモバイルアプリのリリースは、仮想通貨市場によって好影響である。
今回のリリースにてコインベースプロ は、以下のようにモバイルアプリについて説明している。
「Coinbase Proモバイルアプリは、モバイル暗号取引プラットフォームの中で最も直感的な機能セットを提供することでこれを変更します。アプリが提供するモバイルトレーディングエクスペリエンスは、デスクトッププラットフォームの機能を提供し、トレーダーがあらゆる段階でコントロールできるように構築されています。必要以上のステップを必要とするアクションはありません。つまり、トレーダーは価格を確認し、ポートフォリオを確認し、かつてないほど迅速に注文を実行できます。」
コインベースプロの取引手数料の引き上げ
コインベースプロは今月7日、料金形態の更新を行うことを発表。発表では、取引ボリュームが少ないユーザーは変更前より取引手数料が増加され、取引ボリュームが一定数以上多いユーザーは取引手数料が減額されるような仕組みとなっている。また、月額50,000ドル以下のトレーダーを対象に、取引量に応じて取引手数料が40から233%高く、100,000ドルを超えると今までの手数料よりやすくなる、取引手数料の変更を行なっていた。
料金形態の変更や、モバイルアプリのリリースなど、米国における仮想通貨ユーザーの確保に余念はないようだ。