スイス規制当局、仮想通貨Libraに対して「神経質になりすぎている」
スイスの金融監督者FINMAのトップは、フェイスブックで考案されたLibraプロジェクトよりも、公式の精査の外で新たな仮想通貨プロジェクトが開発されることを懸念しているとロイター通信に語った。
ブランソン氏はチューリッヒで開催されたブルームバーグイベントにて、以下のようにコメントしている。
「大きなプロジェクトになることを非常に神経質になっている。これは透過的に行われている。」
フェイスブックの仮想通貨について
3か月前、Facebookは2020年6月にデジタル通貨を発売する計画を発表し、仮想通貨を主流に引き込むために強い関心を集め、そして最近ではフランスとドイツからの反対を呼び起こした。これに対してLibraの関係者は、世界的な精査の中でプロジェクトが「遅れる可能性がある」と述べている状況だ。
ジュネーブに本拠地を置くリブラ協会では、ブランソン氏のオフィスがプロジェクトを監督するオフィスの1つであるため、スイスは多くの精査の焦点となっている。また彼は、Libraは厳しいマネーロンダリング防止法に加えて銀行に通常適用される厳しい規則の下にあるが、スイスがリブラプロジェクトに関して余計なハードルを置いていないことを繰り返した。
「私たちはそのようなプロジェクトを不可能にするためにここにいるわけではない。私たちは、同じリスクには同じルールが必要であるという態度で、心を開いて対応します。 私たちの規則と基準は交渉不能です。」
つまり、スイス当局FIMMAはリブラに対してあくまで公平に判断を下す姿勢を示しており、そこに特別な感情などは一切ないと言ったところであろうか。