約640万ドル相当の仮想通貨Fusionが流出
2019年9月28日にフュージョンスワップウォレット(0x8e6bDa71f3f0F49dDD29969De79aFCFac4457379)から1,000万のネイティブFSNと350万のERC20 FSNトークンが流出したことを公式フュージョン財団が発表した。現在確認されている被害はこのウォレットのみで、他のウォレットからの被害報告はない。
流出の後に資金洗浄を行う動きが見られ、今回流出したトークンの一部はBitmaxやHotbitなどの仮想通貨取引所で販売されている。
今回の流出はスワップウォレットの秘密鍵が盗まれたことが原因であることが判明しているが、どのような経路で秘密鍵が漏洩したかは現在調査中である。また一連の事件に関して、フュージョンプロトコルとその技術自体に問題があったわけではないという。
盗難後の対応
現在OKEX、Huobi、Bitmax、Citex、Hotbitなどフュージョントークンを取り扱いしている主要な仮想通貨取引所はFSNトークンの入出金を停止しており、スワップウォレットに保管していた残りの資金は全てコールドウォレットに移行されている。
現在流出したFSNトークンの取引を追跡していますが、フュージョン財団内部の人間が今回の事件に関与している不確かな証拠が見つかっており、これに関して財団はより多くの情報と証拠を収集していくとのことである。