フェイスブックCEO、トランプ大統領と会談|仮想通貨リブラの話題は取り上げられたのか
仮想通貨Libra(リブラ)を構想するFacebookのCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏は、消費者のプライバシーを保護するSNSの失敗について議員から質問を受けており、これらの解決を目指して米国大統領ドナルド・トランプ氏と会談を行った。
会談についてトランプ大統領は、「いい会合だった」とツイートしているが、どのような内容が交わされたのかは明らかになっていない。
Nice meeting with Mark Zuckerberg of @Facebook in the Oval Office today. https://t.co/k5ofQREfOc pic.twitter.com/jNt93F2BsG
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) September 20, 2019
ホワイトハウスで行われた今回の会談は、一見、Facebookが構想する仮想通貨リブラとは関係が無いように見えるが、プライバシー問題がリブラの大きな懸念材料となっている。
マーク・ザッカーバーグ氏は今月19日、米国上院議員であるJosh Hawley議員と会合を行い、フェイスブックが抱えるInstagramおよびWhatsAppを売却するように求めていたが、それを否定。一部の米国議員らからの批判が止まらない状況なのだ。
フェイスブックがユーザー情報を自由に閲覧できる
さらに昨年8月頃、米中間選挙の活動についてフェイスブックは、外国からの介入防止を目的とし、ロシアとのつながりが疑われる30以上のページやアカウントを削除。また同月、ミャンマー軍に関連する18のアカウントと52のページの削除したとして、非難を浴びたのだ。
これらの懸念は、フェイスブックのリブラが統一通貨として確立された場合、フェイスブックがユーザーの情報を自由に閲覧し、私的に利用できる可能性を非難されている。