ラグジュアリーファッションハウスバレンシアガがBTCとETHで支払いを受け付け

バレンシアガが仮想通貨での支払いを受け入れ

フランスのラグジュアリーファッションブランドとして知られるBalenciaga(※以下、バレンシアガと表記)は最近、その製品の支払い方法として仮想通貨を採用すると発表したことが明らかになった。

最近の報道によると、バレンシアガは米国の顧客がビットコイン(Bitcoin/BTC)とイーサリアム(Ethereum/ETH)を使って服、靴、バッグ、その他の商品を購入できるようにするとのことだ。バレンシアガでの仮想通貨支払いは、ニューヨークのマディソンアベニューとロサンゼルスのビバリーヒルズのロデオドライブにある、米国内のショップで初めに提供される予定とのこと。

バレンシアガ側は、どの仮想通貨が商品決済に利用可能になるのかは明らかにしていないが、ビットコインとイーサリアムがまず顧客が利用できる2つの選択肢になる可能性が高いと予想されている。今回のバレンシアガの動きは、仮想通貨市場全体の価格が暴落し、ビットコインの価格が26,700ドルと年初来安値まで下落したわずか数週間後のことだ。

仮想通貨市場の変動について質問されたバレンシアガは、今回のバレンシアガの動きについて、仮想通貨を長期的に考えており、通貨価値の変動は何も問題ではないとの認識を示している。

世界中のユーザーに仮想通貨決済の提供を目指すバレンシアガ

バレンシアガは今後、他の地域にもサービスを拡大し、より多くのデジタル資産を追加していく予定であり、世界中の多くのユーザーに仮想通貨決済を提供することを目指している。

今月初めには、当NEXTMONEYの特集記事「タグ・ホイヤーが米国でビットコインなど12銘柄と5ステーブルコインを受け入れへ」で報じたように、スイスの高級時計メーカー、タグ・ホイヤーも仮想通貨の世界に飛び込み、米国向けサイトの決済手段として12銘柄のデジタル資産に加え、5つのステーブルコインを受け入れている。タグ・ホイヤーのフレデリック・アルノー(Frédéric Arnault)CEO(最高経営責任者)は次のようにコメントしている。

この新しい仮想通貨決済機能は、Web3ユニバースにおけるタグ・ホイヤーの多くのエキサイティングなプロジェクトの始まりに過ぎません。

Crypto.comが最新レポート「Crypto for Payments Report」によると、現在、仮想通貨を決済手段として受け入れている加盟店はわずか4%であることがわかっている。それでも、仮想通貨決済を検討している加盟店がここ数週間増加しており、60%の加盟店が2022年に仮想通貨を受け入れることに関心を持っているほか、消費者の70%が同様の関心を示していると述べている。

タグ・ホイヤーが米国でビットコインなど12銘柄と5ステーブルコインを受け入れへ

2022.05.24