「ビットコインはより厳しく規制される必要がある」=SECのクレイトン議長
米証券取引委員会のJay Clayton(ジェイ・クレイトン)議長は19日、CNBC主催のカンファレンスDelivering Alphaにて、「ビットコインはより厳しく規制される必要がある」と述べていることが明らかになった。
クレイトン議長は2019年、再び息を吹き返したビットコインをはじめとする仮想通貨に対する懸念を払拭できていないようであり、続けて以下のようにビットコインが警戒されるべきであると主張した。
「ビットコインは大規模な取引所で取引される前により厳しく規制される必要があり、投資家はそれまで警戒する必要がある。」
ジェイ・クレイトン議長の最近の発言
SECのジェイ・クレイトン議長が、ビットコインのみに焦点をあて、発言したのは久しぶりである。最近の発言では、規制条件を解決する方向へ向いているか?」というCNBCのインタビューに対して、「YES(はい)」と回答。
しかし現状、ビットコインETFは承認されず、申請取り下げという結末を迎えている。
最近のBTCボラティリティが低下している
ビットコインが投資家へ大きな危険性を与える理由として「高いボラティリティ」が挙げられている。
資産管理会社Blockforce Capitalの発表したデータによると、最近のビットコインボラティリティが今年5月の水準まで下回ったことを明らかにした。調査によって明らかになったBTC/USDのボラティリティチャートを見ると、7月19日に7%まで上昇して以降低下が続いており、9月16日には2.62%まで下落している。
しかし、ビットコインのボラティリティが下がった主な要因は、仮想通貨市場の価格が急上昇しなかっただけであり、2017年末のような急激な上昇を引き起こした場合、ボラティリティに関する懸念が再浮上するだろう。