マネックスグループCEO、フェイスブック仮想通貨“リブラ”への参加を「申請中」であると発表
マネックスグループのCEOを務める松本大氏は26日、マネックスの2019年4~6月期決算会見にて、フェイスブックの仮想通貨Libra(リブラ)を発行、運営する団体であるリブラ協会への参加を「申請」していることを明らかにした。
現時点の情報では、日本の仮想通貨関連を含めた全ての企業で、リブラ協会へ参加申請をしているのはマネックスグループのみであり、正式に参加決定が発表されることとなれば、国内初の参加企業となる。
今回の会見で松本氏は、フェイスブックのリブラ協会への参加について次のように述べている。
「(フェイスブックの仮想通貨は)大きな可能性がある。前向きに検討したい。」
また同氏は、リブラ協会への参加条件である「参加金額1000万ドル」の支払いについて「しっかり考える」と述べている。
フェイスブックの仮想通貨リブラは先月18日、VISA、Mastercard、PayPal、Uberなどを含む27社と共同で、2020年上半期までに仮想通貨を発行すると発表。市場のユーザーは発表時、フェイスブックの仮想通貨に対して、大きな期待と購入意欲を示していた。
しかし現在、米国の規制当局をはじめ、米国大統領であるドナルド・トランプ氏までもが仮想通貨リブラに対して大きな懸念を抱いており、参加を正式発表するのは、一連の懸念が解決されてからになりそうだ。