トラストトークン、香港ドル(HKD)にペッグしたステーブルコインを発表

トラストトークン、香港ドル(HKD)にペッグしたステーブルコインを発表

2019年6月25日に、トラストトークンは初となる、アジアを拠点としたステーブルコイン「TrueHKD」の発売を発表した。これによりアジア進出の第一歩を踏み出すこととなる。

トラストトークンはすでにTrueUSD・TrueGBP・TrueCAD・TrueAUDを発行しており、5番目となるTrueHKDは、香港公認であり登録済みの信託会社Legacy Trustと協力して発行される。なお、TrueEURは2019年の第3四半期に発売予定とされる。

TrueHKDは香港ドル(HKD)を担保とする事で価格が裏付けされ、安定した価格での取引が可能になる。担保となる香港ドルの額は不明だが、リザーブする全額の管理をLegacy Trustが行う。

TrueHKDは、香港在住者および香港ドル保有者であれば、専用のページから購入が可能(1HKD=1TrueHKD)。ただし、パスポートや運転免許証など本人確認書類の提出が不可欠だ。

ERC20トークンであるため、マイイーサウォレットなどを作成して、イーサリアムアドレスを取得する必要もある。

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ビットコインが値上がるほどに注目される?

ビットコインの価格上昇が目立ち始めると、先日話題となったFacebookの「Libra(リブラ)」や、年内に試験運用をスタートさせると発表したJPモルガンの「JPM Coin」を始めとする価格安定型の銘柄が注目を集める。

投資して利益を上げたいと願う反面、やはり仮想通貨はリスキーであり実用には不向きだと実感するからだ。

アジアには、決して貧しくはないが銀行口座を持てない方々も多く、誰でも利用できる仮想通貨はターゲット対象が広く、ビジネスチャンスが多い。

とは言え、価格変動が大きい仮想通貨は投機的であることも事実である。トラストトークンはそこに目を付け、すでに実用化され、信頼を得ている自社のステーブルコインを武器に、アジア市場における勢力拡大を狙っているものと思われる。

Legacy TrustのCEOも以下のように述べている。

アジアはデジタルアセット業界にとって重要な市場であり、香港はこの地域の金融の中心地です。そのため、TrueHKDを立ち上げて国際取引を促進することは理にかなっています。

トラストトークンはすでにバイナンスと提携しており、ユーザーはBinance.comにてシームレスにTrueUSDを購入できるようになっている。

数千種類存在する仮想通貨の中で、生き残るためには戦略だけでなく、実績も必要となってくる。

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