TerraチームがTerra2.0Pheonix-1メインネットを正式にアクティブ化後60%以上ダウン

メインネットをアクティブ化直後にLUNA価格60%以上下落

ブロックチェーンネットワーク上で最初のブロックを生成し、Terra 2.0 Pheonix-1メインネットをアクティブ化させた直後に、LUNA価格が60%以上下落したことが明らかになった。

CoinMarketCapより画像引用

Terra 2.0ローンチの公式アナウンスによると、新しいTerraブロックチェーンのブロック1(chain_idは「Phoenix-1」)が、2022年5月28日午前06時(※日本時間15:00)に正式に生成された。NEXTMONEYの特集記事「Terra2.0プランが正式に承認され、Testnetが稼働」でも報じたように、Terraを復活させるために、創設者のド・クウォン(DO Kwon)氏とコミュニティの検討の結果、Terra(LUNA)という新しいチェーンを作り、古いチェーンをTera Classic(LUNC)に改名するという案が多数決で可決。これによりTerraは、新しいTerraブロックチェーンのブロック1が29日に生成された一方、新しいトークンのローンチから数時間後、その価格は60%も下落し、その後、価格は20ドルほどで落ち着いたとのことだ

ウォレット残高確認機能が追加される

発表では、LUNAトークンの対象者は、Terra stationのブラウザー拡張機能で新しいネットワークPhoenix 1を選択することで、ウォレットの残高を確認できる機能が追加された。

実際、CoinMarketCapによると、その取引量は2,408%で、9,750万ドル(約124億円)に達し、完全に希釈された時価総額は約59億5,000万ドル(約7,600億円)となったが、テラ・クラシックの価格はほぼゼロで推移している。今回の新トークンはエアドロップでの供給が10億枚に限定されており、そのうち30%はコミュニティプールに割り当てられ、35%はプレアタックLUNAの保有者に与えられる予定である。さらに、プリ・アタックのAUSTホルダーとポスト・アタックのLUNAホルダーには、それぞれ10%が割り当てられ、ポストアタックのUSTホルダーは、エアドロップの15%を得られる。

また、新しいLUNAトークンを使い、ユーザーはTerraステーションでステーキングなどを行うことで報酬が得られ、ユーザーは、ローンチ後にdAppsで使用や取引、ガバナンスの決定に参加もでき、Terraの創設者であるクウォン氏は、次のように語っている。

LUNA(またはいくつかの取引所が呼ぶところの$LUNA2)トークンの残高を見るには、stationにログインしてページを更新するだけだ。IBCなどから入ってきた新規ユーザーは、同じ台帳でstationウォレットを作成すれば、残りのステップをstationが教えてくれるでしょう。

一方で、同氏は、仮想通貨コミュニティの一部から暴落の原因として非難を浴びているほか、Terra論争以外にも、同氏はMirror Protocolをめぐる詐欺の告発にも直面している。