エルサルバドルが経済成長のための技術革新に関連するすべての税金を撤廃

エルサルバドルは技術革新に関連するすべての税金を撤廃へ

ビットコイン(Bitcoin/BTC)を世界で初めて法定通貨化させたエルサルバドルは、テクノロジーを通じて経済成長の改善・開発を後押のため、技術革新を免除する税制を見直し、撤廃させることが分かった。

この最新の動きは、タックスヘイブン(Tax Haven:租税回避地、低価税地域)になっていることを考えると、より多くの開発者を同国に引き付けることが期待されている。エルサルバドルのナシブ・ブケレ(Nayib Bukele)大統領は4月1日(土曜日)、技術革新に関連するすべての税金撤廃の法案を議会に送った。同国の免税は、コーディングアプリとAI(人工知能)開発、ソフトウェアプログラミング、通信ハードウェア製造、コンピューティング開発者を対象とされており、これらのセクターからのすべての輸入関税、所得キャピタルゲイン、固定資産税が排除されるとのことだ。

さらに同大統領は、半導体やマイクロ電子部品などの製造とイノベーションの加速として、免税の理由を概説。この法律は、エルサルバドルをラテンアメリカの先端技術製造のリーダーにすることを目指していると述べている。同大統領はエルサルバドルの人間の才能を技術製造に向けて奨励し、多様化し、拡大することを目指しており、高度技術製造の教育とトレーニングを強化したいと考えているという。

サポート機関ナショナルビットコインオフィスを設立

同大統領は、今回の動きをサポートするため、ONBTC(National Bitcoin Office:ナショナルビットコインオフィス)を設立した。

日本語訳:
昨日、私たちはbitcoinofficesvと非常に特別なミーティングを行いました
Bitcoinの企業と規制当局は#ElSalvadorにさらに貢献するための共同イニシアチブを実行します。
asobitcoinのメンバーとして、この他にも多くの限定特典が受けられます!

ビットコインの起業家や企業との共同イニシアチブを実施するための規制機関ONBTCは、同国内のビットコイン企業や起業家と協力し、運営されていくとのこと。Twitterを通じてONBTCは、同国を世界的な技術および経済大国として位置づけるのに役立つと発表し、ブケレ大統領は3月24日(金曜日)、この決定を追求することを約束。同大統領はTwitterで発表し、多くのユーザーがそれを国のテクノロジー産業を後押しするためのステップと見なしたため、肯定的な反応をもたらしたという。

ビットコイン合法化後、エルサルバドルの経済発展は急上昇

ブケレ大統領は、エルサルバドルの経済発展を推進する原動力であり、同大統領は、国内での支払い手段としてビットコインを合法化した際、世界中を驚かせた。

ハイパーインフレと米ドルへの依存に対抗する手段と見なし、ビットコイン合法化へと動き始めた当初は多くの批判を集めたものの、2021年11月、同国は「ビットコインに関するすべて」の本拠地となるために、10億ドル(約1327.6億円)のBTC債券に裏打ちされたビットコイン都市を発足させた。同大統領は現在までビットコインの採用を推進し続けており、イニシアチブをさらに追求するため、エルサルバドルのビットコイン協会を設立。

ビットコインの合法化後、同国の観光は30%急増しており、モレナ・バルデス(Morena Valdez)観光大臣は、現地メディアによるインタビューの中でこの成長を明らかにし、法定通貨化前は、エルサルバドルは近隣諸国からの観光客しか見ていないと述べた。しかし、ビットコイン合法化後、現在、同国の観光客の60%は米国から来ており、外貨収入は、予想されていた80万ドル(約1億円)を超え、140万ドル(約1.8億円)に増加。また、エルサルバドルでは、2021年1月に記録された10.3%を超えて、2022年1月に13%成長したため、輸出が増加したとのことだ。

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