CFTC、LedgerX社を指定契約市場(DCM)として承認|米国初の現物決済ビットコイン先物を提供か
米商品先物取引委員会(CFTC)は25日、ニューヨークに拠点を置く企業LedgerX LLC(LedgerX)社に対して、指定契約市場(DCM)として認可が与えたことが明らかになった。
LedgerXは2017年7月、スワップ取引提供を行うプラットフォーム「Swap Execution Facility(SEF)」としてCFTCに認可されており、2019年6月24日から商品取引法第5条に基づく指定契約市場(DCM)としても認可されることとなる。
この指定契約市場(DCM)では、ビットコイン先物を提供しているCMEやcboe同様に、ビットコイン先物を自ら認定することが可能となり、米国で初となる現物決済のビットコイン先物を提供することが予想される。
現物決済のビットコイン先物は、差金決済されるシカゴ先物市場(CME)などのビットコイン先物とは異なり、投資家やユーザーは先物の指定受渡日に現物であるビットコインで決済がされる。
すなわち、現物決済のビットコイン先物の提供は、ビットコインの取引ボリュームの増加はもちろん、仮想通貨市場全体への好影響となる可能性が高い。