ElrondがMultiversXに進化し、メタバースを新しいインターネット経済に組み込む

Elrond がMultiversXへ進化

ブロックチェーン技術開発を手掛けるElrondはMultiversXへの転換を行い、新しいインターネット経済の不可欠な部分としてデジタルメタ空間フロンティアを取り入れるというビジョンを実現したことが明らかになった。

同社は、メタバースにフォーカスした新ブランドとしてMultiversXへの再定義を発表。分散化とブロックチェーンの世界でElrondは、価値の貢献者として、エコシステム拡大を促進する存在としてよく知られている。そのスケーラブルで高速かつ安全なブロックチェーンプラットフォームは、分散型アプリケーションやその他多くの企業ユースケースで開発者により大幅に活用されている。

MultiversXへの移行によってもたらされる3つの進化

今回のMultiversXへの移行は、3つの新しい進化した製品を包含しており、xFabric、xPortal、そしてxWorldsという特徴を持っているとのこと。

xFabricは完全にカスタマイズ可能なソブリンブロックチェーンモジュールであり、数分でデプロイできる。必要不可欠なブロックチェーンアプリケーションがすべて含まれているため、このモジュールは、あらゆるタイプのクリエイターのために豊富な機能を備えている。xPortalは、ユーザーのメタバースへのゲートウェイであり、世界のどこからでも誰でもアクセスでき、デビットカードからチャットまで、ソーシャルから金融まで、ユーザーが自分のアバターで活用できるワンストップの機能となる。

Improbable(インプロバブル)社と共同で開発されたxWorldsは、世界の創造を支援するエンジンである。相互運用可能なメタバース世界のネットワークを強化しする役割を担い、xPortalおよびxFabricと連携して、新鮮な体験を提供できるとのこと。MultiversXのベニアミン・ミンク(Beniamin Mincu)CEO(最高経営責任者)兼創設者は次のように語っている。

新たに提供するコラボレーションフレームワークとコンポーザブルツールキットがゲームチェンジャーとなり、人間の経験のスペクトル全体を再構築し、あらゆるビジネスの垂直方向のフロントエンドを再発明する助けになると信じています。傑作を生み出すには、世界を違った角度から見て、大胆な筆致で描く必要があります。私たちが大きな飛躍を遂げたとき、コミュニティはいつも感謝してくれています

MetaversXの目的は、ブロックチェーンのスケーラビリティにおける重要な開発とWeb3技術を前進させることであり、Elrond Networkの成功を継続すると同時に、メタバースに向けたメガシフトにおいて、効率的に促進し、機会を創出する存在となると期待されている。