StripeがPolygonNetwork経由にてTwitterで仮想通貨の支払いを発表

StripeがTwitterで仮想通貨の支払いを発表

金融サービスおよびSaaS(Software as a Service)企業のStripe(ストライプ)はTwitterでパイロットプログラムを紹介し、選択したクリエイターのグループがUSDコイン(USD Coin/ USDC)で支払いを送受信できるようになることが分かった。

サンフランシスコを拠点とするフィンテック大手Stripeは、Twitterと提携し、仮想通貨への参入を発表。新しいパイロットプログラムによると、同社は、少数のクリエイターグループが、支払いプラットフォームであるConnectを介してUSDCで支払いを送受信できるようにし、作成者はStripeExpressアプリを介してアカウントの詳細を直接管理できるとのこと。

2018年より仮想通貨サービスを示唆していたSrtipe社

Stripe社はブログで、Twitterが新しい支払い方法をマネタイズ製品に統合する最初の企業になると述べ、Twitterにより、クリエイターは収益を得ることができ、すぐに仮想通貨ウォレットに決済される。

すべての仮想通貨関連の複雑さと操作はStripeによって処理されるため、Twitterは仮想通貨の保存と取得を担当しないとのこと。Stripeは、「低ガス料金、高速、幅広いウォレットの互換性、およびイーサリアムとの統合」を強みとしており、すべてのオンチェーントランザクションを処理するためにPolygonNetworkを選択。プログラムを通じて資金を受け取るクリエイターは、資産をイーサリアム(Ethereum/ETH)から他の仮想通貨とすばやく交換できるという。

同社は当面USDCのみをサポートするものの、将来的にはより多くのブロックチェーンと支払い仮想通貨がプラットフォームに追加されるとのこと。同社は、USDCの価格の安定性は、主にボラティリティが高い他の仮想通貨と区別できると考えており、ブログに記載されているように、Stripeは仮想通貨市場での露出を倍増させている。同社は、年末までに120カ国以上で仮想通貨の支払いをサポートする予定とのこと。

2021年にStripeのジョン・コリソン(John Collison)CEO(最高経営責任者)は、価格の変動とトランザクションの非効率性に対する懸念から、大手企業が2018年にビットコインサービスを終了した直後、同社が仮想通貨サービスを再開できることを示唆していた。