仮想通貨取引所クリプトピア、全てのトレーディングを停止|清算人を採用して破産手続きへ=GOXの不安視

仮想通貨取引所クリプトピア、全てのトレーディングを停止|清算人を採用して破産手続きへ=GOXの不安視

ニュージーランドを拠点とする仮想通貨取引所Cryptopia(クリプトピア)は15日、同プラットフォーム上の進捗について「精算中である(破産手続きを進めている)」と公式にて、発表を行なった。

クリプトピアは現時点で仮想通貨のトレーディングを停止しており、今回の破産手続きおよび清算人(David Ruscoe氏とRussell Moore氏)の採用を明らかにする前から、トレーディング全てを停止していたようだ。

また今回の発表にて、次のようにどのようにして今回の経緯に至ったのかを説明している。

「コストを削減し、事業を収益性に戻すための経営陣の努力にもかかわらず、清算人の選任は、顧客、スタッフおよびその他の利害関係者の利益のために決定されました。清算人は、すべての利害関係者の利益のために資産を保護することに焦点を当てています。このプロセスと調査が行われている間、取引所での取引は中断されます。

関連する複雑さを考えると、調査には数週間ではなく数ヶ月かかると予想しています。また、当社の義務に関して、独立専門家および関連当局と協力しています。」

クリプトピアのハッキング事件

仮想通貨取引所クリプトピアが、このような状況に陥っている詳細は今年2月15日、公式ツイッターにて「クリプトピアは14日、取引所へのセキュリティ被害が判明し、重大な被害を受けたことが明らかになった。」と発表。

その後、今年2月27日、仮想通貨取引所クリプトピアが公式ツイッターにて、1月にハッカーによってハッキングされた資金に関して「我々は、1月にハッキングに関する作業を続けています。現在、我々の総保有の最悪のケース 9.4%が盗まれたと計算しました。」と発表し、ハッキングされていたことを正式に発表した。

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しかし現在、市場のユーザーからは「ハッキングは資金を持ち逃げするためのフェイクだったのではないか」と疑問視されている。

また現在、ビットコインをはじめとする仮想通貨市場の価格が上昇を続けており、同プラットフォーム自体が資金を返還することを望んでいないようにも考えられる。

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