Galaxy S10の仮想通貨ウォレット機能、16銘柄をサポート

Galaxy S10、ウォレット機能がサポートする16銘柄が明らかに

スマホ大手サムスン(Samsung)が2月に発表したGalaxy S10に搭載される仮想通貨ウォレットで対応がなされる仮想通貨銘柄が仮想通貨取引所バイナンスCEOを務めるCZ氏のツイートにて公表されている。

対象銘柄としては、イーサリアム及び15種類のERCトークンの計16種類が挙げられている。

Galaxy S10の仮想通貨ウォレット機能の搭載は、製品発表がなされた2月に大きな話題を呼んだ。発表された当初は、ビットコイン(BTC)への対応が期待されていたが、今回判明したウォレット対応銘柄にビットコインは入っておらず、「イーサリアム」及び「ERC20トークン」のみとなっているようだ。

また、このツイートを公開したCZ氏がCEOを務める仮想通貨取引所バイナンスが発行している仮想通貨「バイナンスコイン(BNB)」も対象銘柄に含まれている。

ウォレットアプリをサムスン・ギャラクシー・ストアからダウンロードできる機種は、現在のところGalaxy S10に限られているようだ。コスメSNS「Cosmee」やゲームコミュニティー・プラットフォーム「Enjin」、猫育成ゲーム「CryptoKitties」、決済サービス「CoinDuck」の4種類のDappsへの対応もなされている。

スマホ決済がトレンドとなっている現在、決済サービス「CoinDuck」との連携は、市場参加者の注目を集めるだろう。今後、スマートフォンがウォレット機能を搭載することが一般的となれば、仮想通貨の利便性が増す可能性は高まる。

Galaxy S10については、旧バージョンからユーザー数も多いことから、各方面で大きく取り上げられているが、ブロックチェーン・スマホの開発は、他でも進められている。

今年1月には、コールドウォレット機能を搭載したAndoroidスマートフォン「FINNEY」が日本で発売されたことが話題となった他、Pundi Xが昨年10月に発表した「XPhone」も新バージョンが公開されている。

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バイナンスコイン(BNB)への対応

バイナンスコイン(BNB)は、3月に時価総額7位に浮上したことが大きな話題に上がった。

仮想通貨低迷期と言われた2018年においても、他のコインと比べて良好なパフォーマンスを見せたという認識を持つ市場参加者も多い。

バイナンスコインは、2018年1月11日に最高値となる約26ドルとなった後、その価格上昇の強さから2月6日まで継続的な反発傾向を見せたものの、6月半ば頃までは継続な上昇傾向を見せた。

そこから12月初旬にかけて価格は約4ドル付近まで下落したものの、それ以降、再び強い上昇を見せており、現在は最高値より少し安い水準である約20ドル前後で推移している。

Galaxy S10のウォレット機能がサポートする16種類の銘柄の1つとして選ばれたことで、更に人気を高める結果となるのか。

今後の動向にも注目が集まりそうだ。