取引所クリプトピア、プラットフォームの再開を発表|仮想通貨の取引は未だできず
ニュージーランドに拠点を置く仮想通貨取引所Cryptopia(クリプトピア)は4日、一時的に停止していた同社の取引プラットフォームを再びスタートすることを公式 Twitterにて発表した。
しかし、同プラットフォームは再開したと発表しているが、ユーザーや投資家はウォレットの確認などしか閲覧することができず、実際に仮想通貨を購入することはできない状態となっている。
Update: The read-only site is now live. The holding balance from the 14th Jan is pre hack and we will be using these holdings as a baseline for calculating rebates moving forwards.
— Cryptopia Exchange (@Cryptopia_NZ) 2019年3月5日
クリプトピアのハッキング事件
取引所クリプトピアは今年2月、公式ツイッターにて「我々は1月にハッキングを受け、それに関する作業を続けている。」と発表した。その際のハッキング被害額は保有額の約9.4%がハッカーによって盗まれていると明らかにした。
現時点でハッキング被害が発生したのは1月15日であることが判明しているが、2月27日の公式発表をする以前まで、ハッキングに関する内容を公に公開しておらず、多くのクリプトピアユーザーからのバッシングを受ける形となった。
Update:
We are continuing to work on assessing the impact incurred as a result of the hack in January. Currently, we have calculated that worst case 9.4% of our total holdings was stolen. Please keep an eye on our page for further updates today.— Cryptopia Exchange (@Cryptopia_NZ) 2019年2月27日
その後の対応は、個人のユーザーウォレットをクリプトピアが個別に管理するとしているが、今後のハッキングに関するセキュリティの強化や、対策についての詳細は発表しておらず、ユーザーや投資家の信頼を取り戻せるかが今後の問題となりそうである。