米商品先物取引委員会(CFTC)のコミッショナー、SECのビットコインETF承認審査を批判
シカゴオプション取引所(cboe)のビットコインETFの申請に関する議論や話題が活発化している。
米商品先物取引委員会(CFTC)のコミッショナーであるBrian Quintenz氏は、SECが承認審査するビットコインETFについて「これまで否定してきたビットコインETFの承認について公式な否定の根拠がなかった。」と発言した。
今回のCFTCコミッショナーであるBrian Quintenz氏の発言は12日、米国ワシントン州で開催されたパネルディスカッションにて、SECのコミッショナーであるHeister Peirce氏と登壇した際に述べた内容である。
パネルディスカッションの内容とは
SECのコミッショナーであるHeister Peirce氏は仮想通貨業界において「Crypto Mom(クリプトママ)」と呼ばれ、SECの中では異端的な存在である。
SECのHeister Peirce氏の主張として「SECはビットコインETFのついて慎重な姿勢を見せている。懸念点などを踏まえ承認されない理由として仮想通貨市場がいまだに規制されていないことがあげられるであろう。」と発言した。
これに対してCFTCのBrian Quintenz氏は「仮想通貨市場の規制や流動性が整備されていなくても価格操作されないようにすることは容易である。私は価格操作の影響を受けにくい体制を要求している。」と発言した。
これらの発言から両方ともに、ビットコインETFの承認に関しては肯定的ではあるが、仮想通貨市場の規制が十分に整わない限り、SECのビットコインETFの承認判断はまだまだ先の話になりそうだ。