アラブ首長国連邦の内務省、「法執行機関はメタバースに立ち会うべき

メタバースに当局者も立ち会うべき

UAEアラブ首長国連邦内務省の国際業務部長を務めるハマド・カティル(Hamad Khatir)少佐は、セキュリティアライアンス仮想演習(ISALEX 2.0)中に、法執行機関のメンバーがメタバース(仮想世界)に立ち会うべきであると述べた事が分かった。

メタバースでの最初の種類のセキュリティトレーニング演習であるISALEX2.0の成功に続いてカティル少佐は、法執行機関がメタバースにさらに関与する必要があると述べた。将来的にメタバースには多くのことがあり、法執行機関はそれらの課題に備える必要があるとの考えを明らかにした形での発言だ。

これは、特にサイバーおよび仮想空間において、脅威アクターが操作を高度化させ続ける今日の傾向に関連しており、アラブ首長国連邦の当局者は、国がこれらの脅威と戦うための高度な技術を備えていることを強調しており、同少佐は次のように述べている。

私たちは犯罪者の一歩先を行っています。私たちは、邪魔されることなく、さまざまな場所の運動と違いを持つことができ、この演習を行う場合、毎晩、ISALEXメンバーが来るように閉鎖する必要があります。


メタバース空間における安全保障上の脅威に対処

以前、UAE内務省はドバイ万博2020中にISALEX 2.0を主催し、ISA(International Security Alliance=国際安全保障同盟)加盟国から警察と治安当局者が集まり、メタバース内での3日間のトレーニング演習に参加している。

危機対応チーム、サイバーセキュリティ担当者、ドローンの専門家からなる9つのISA加盟国からの50人のセキュリティ専門家が、ファザーパビリオンの「オペレーションルーム」に集まった。この時、当局はドローンやサイバーセキュリティ攻撃など、さまざまなセキュリティの脅威に対処できるよう、演習を実施している。カティル少佐によるとこの経験は、今世紀の現実世界の安全保障上の脅威に対処する際の「現代の技術に投資することによる国際的な仕事と調整」を支援していくとの決意を新たにしている。

また同少佐は、特に社会がデジタル化と仮想化に向かっているため、ISALEXが非ISA加盟国の職員の青写真になる可能性があると予想している。Meta(旧社名:Facebook)やRalph Laurenのようなより多くの企業が仮想世界定住のために競争している間、専門家はメタバース内の潜在的な危険についてユーザーに警告し続けている。