JPモルガンのアナリスト|「ビットコインに対する熱がウォール街に戻る可能性がある」
仮想通貨市場は現在、低迷時期が到来している反面、アナリストをはじめとする仮想通貨に関する著名人などは仮想通貨への希望を諦めていない。
米国ニューヨークに拠点を置く世界でも地位を確立しているグローバル総合金融サービスを提供するJPモルガンのアナリストであるNikolaos Panigirtzoglou氏は、仮想通貨市場に関して「ビットコインに対する熱がウォール街に戻る可能性がある」と発言した。
Nikolaos Panigirtzoglou氏は米国ニュースサイトCNBCのFutures Nowに対して「仮想通貨が安定性を増すにつれて企業は関心を戻す可能性がある」と発言。
しかし、同氏は2018年12月15日にもCNBCのインタビューに対して「ビットコインの取引に関して金融機関の興味は薄れつつある」と発言していたが、その発言とは反対の市場予想発言することとなっている。この発言の背景には仮想通貨への大きな期待感が感じられる。
仮想通貨市場の成長は「もう何年もかかる可能性がある」
またこれらの発言に加え、同氏は次のようにビットコインおよび仮想通貨市場の将来性について発言している。
「仮想通貨市場が現在見せている安定性は将来的に機関投資家がより多く参加するための段階を設定しています。さらに仮想通貨はバブルを経た仮想通貨市場は新しい市場である。」
この仮想通貨に対して前向きな発言は企業などが仮想通貨に再び参入することを示している。しかしその市場の成熟に関して「もう何年もかかる可能性がある」と主張している。
仮想通貨の市場の成熟に関して米国のFundstratの創設者であるトム・リー氏も同様の市場分析をしている。リー氏は2018年年末にビットコインの価格は2,500万ドルになると予想を発言。しかし、仮想通貨市場は下落トレンドへと突入。その後、自身の分析である「2,500万ドルになる」ということは否定せず、「それを達成するには時間を要する」と発言した。
今回の2人の発言には市場に対して前向きな発言であるが、これらの発言に対する根拠は明かしておらず、アナリストによる市場分析は両極端な意見が飛び交っている。